台風19号は明日以降、東に離れる　台風20号はフィリピンを通過中

▼台風19号　9月26日(金) 9時
　中心位置　　　日本の東
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　南南西　ゆっくり
　中心気圧　　　980 hPa
　最大風速　　　30 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　40 m/s
台風19号の進路拡大 最新情報

台風19号は依然として動きの遅い状況が続いています。動きが遅いことで周辺の海面水温が低下し、勢力はだいぶ弱まりました。

明日27日(土)になると上空の深い気圧の谷が進んでくることで偏西風が南下し、北東に移動を始める見込みです。急速に日本列島からは離れ、29日(月)には温帯低気圧に変わるとみられます。

東北から関東の太平洋沿岸では波やうねりがやや高い状態が続いていますので、念のため注意をしてください。
最大10日先まで延長 台風進路予測Max（要ログイン）
世界各国の進路予想（要ログイン）

▼台風20号　9月26日(金) 9時
　中心位置　　　フィリピン
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　西　35 km/h
　中心気圧　　　980 hPa
　最大風速　　　30 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　45 m/s
　暴風域半径　　75 km
台風20号の進路拡大 最新情報

台風20号は今日未明にフィリピン・サマール島に上陸し、ルソン島南部を進んでいます。フィリピンでは今夜にかけて風雨が強まる見通しです。

南シナ海に抜けた後は再び発達して、28日(日)に海南島の南を通過。その後は強い勢力でベトナムに上陸する見込みです。周辺地域への渡航を予定している場合は最新の情報をこまめに確認してください。日本への影響はありません。
ウェザーニュース 世界天気サイト

台風発生数の平年値を見ると、9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月に次いで一年の中で2番目に台風の発生が多い時期です。一方、台風の上陸数の平年値では9月が最も多く、本土への接近数も最も多い時期となっています。

本州方面にとっては例年9月が台風シーズンのピークとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
ウェザーニュースPro「台風可能性 15日間予測」
ひまわり9号衛星雲画像ひまわり9号衛星雲画像
気圧変化·頭痛対策の参考に＜天気痛予報＞

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風19号の「ノグリー(Neoguri/너구리)」は韓国が提案した名称で、朝鮮語でたぬきのことです。

台風20号の「ブアローイ(Bualoi/บัวลอย)」はタイが提案した名称で、タイのお菓子（デザート）の名前からとられています。
関連記事「台風の名前はどうやって決める？日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
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出典・参考
気象衛星画像：NICT 情報通信研究機構