アジア各国で台風18号の影響警戒　今日はフィリピン・台湾で大雨や暴風

台風18号の周囲を取り巻く発達した雨雲はフィリピンのルソン島を覆っています。台風に近いルソン島北部だけでなく、台風に向かって南西からのモンスーンが強まっている南部でも雨の強まっている状況です。

台風はこれから今夜にかけてルソン島の北を通過する予想で、北部では300mm以上の大雨となるおそれがあります。また、沿岸部を中心に風も非常に強まる見通しで、気象当局は最も強いランクの警報である、「Signal No. 5」を発表し、厳重な警戒を呼びかけています。

台湾では台風の北側を吹く東寄りの風が吹き付けるため、山間部を中心に雨量が多くなる見込みです。土砂災害の発生などが懸念されます。
レーダー 風モード（ウィンドフロー）をアプリで見るレーダー 風モード（ウィンドフロー）

明日以降は南シナ海を西寄りに進み、明後日24日(水)の朝には中心が香港の南に達するとみられます。

この時点でも非常に強い勢力を保っているため、香港や中国・華南の広い範囲で雨や風が強まる見通しです。2017年に大きな被害をもたらした台風13号(ハト)と同様な影響の出るおそれがあるとして、気象当局は早めの警戒を呼びかけています。
ウェザーニュース 世界天気サイト