【厳しい残暑・各地で雷雨】ウェザーニュース for business振り返り（2025/9/15〜9/21）

三連休最終日の15日(月)は、東海から西日本の各地で厳しい残暑となりました。
全国の猛暑日地点は31地点に達し、三重県桑名市で36.9℃、大分県犬飼で36.2℃など、体温並みの暑さとなった地点もありました。

同日、今年の通算猛暑日地点数は、昨年を更新し、2010年以降過去最多を記録しました。

暑さは続き、16日(火)、17日(水)、18日(木)にも各地で熱中症警戒アラートが発表されました。

>>関連記事：今年の通算猛暑日地点数が過去最多　9月でも体温並みの厳しい暑さ

17日(水)、前線通過に伴い、発達した雨雲が流れ込んだ東北では、日本海側を中心に激しい雷雨や大雨となりました。
秋田県能代付近では、4時51分までの1時間に観測史上最大の90.5mmという猛烈な雨が降り、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。

山形県庄内エリアでも激しい雨を観測。当日は、ウェザーニューズが独自に「線状降水帯」を解析していました。
ウェザーニュース for businessの「雨雲レーダー＆落雷」メニューでは、「線状降水帯」が発生していると解析されたエリアがピンク色に点滅して表示されます。
線状降水帯が発生すると、同じエリアで強雨が長時間継続し、河川の氾濫や土砂災害などの甚大な被害を引き起こす恐れがあります。常に最新の情報をご確認いただき、安全な業務遂行にお役立てください。

18日(木)、本州付近をゆっくり南下した秋雨前線の影響で、東北から九州にかけての広い範囲で雨雲が広がりました。
関東北部では、局地的に雨雲が発達し、激しい雨と落雷をもたらしました。
茨城県鉾田では16時までの1時間雨量37.0mmを観測しました。

ウェザーニュース for businessの「写真＆動画リポート」メニューでは、ウェザーニュースアプリを利用するユーザーの皆様から寄せられた天気や季節の写真・動画を確認できます。
カテゴリー選択やキーワードでの絞り込み、過去のリポートの検索も可能です。

当日も雷雨に関する報告が多く寄せられていました。雨雲レーダーだけでは分からない実際の現地の様子を把握したい場合にも、ぜひご活用ください。

» 【写真】茨城県石岡市のウェザーリポート

18日(木)、3つの熱帯低気圧が台風に変わり、台風17号、18号、19号となりました。

ウェザーニュース for businessの「台風進路・暴風域予測」メニューでは、最新の気象庁台風情報に加え、WNI独自台風進路予測及び強風域・暴風域予測、台風の進路確率、各国モデルの比較が確認できます。

日本への台風の接近数・上陸数は、例年9月がピークとなります。“秋台風”は、“夏台風”と比べて上陸時の勢力も強い傾向があり注意が必要です。ウェザーニュース for businessにて常に最新の情報を確認し、事前の対策にお役立てください。

>>関連記事：秋台風はなぜ怖い？ 進路や速さに注意　上陸時の勢力も強い傾向

19日(金)、連日の猛暑日から一転、北日本や東日本を中心に秋の空気に覆われました。
全国でも猛暑日地点はゼロとなり、特に気温上昇の抑えられた関東では、真夏日地点もありませんでした。

今後は、日本付近への暖気の流れ込みが弱まるため、猛烈な残暑は終息する見込みです。

前線を伴った低気圧の通過に伴い、北海道で大雨となりました。
21日(日)3時17分、釧路地方気象台と帯広測候所は、釧路地方と十勝地方で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
北海道で気象庁による「線状降水帯の発生」が発表されるのは、2021年6月の運用開始以来初めてとなります。

専門番組「100年天気予報」。毎週、違った角度から“未来の気候”に迫ります。
9月19日(金)に放送した第19回目のテーマは「気候変動×スポーツ アスリートが直面する現実」。

炎天下での競技、雪不足に揺れる冬の大会…。
スポーツの世界も、気候変動の影響を大きく受けています。

＜今回の内容＞
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