週刊地震情報 2025.9.14
能登半島地震の震源域で3か月ぶりの震度3

2025-09-14 09:03 ウェザーニュース

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この1週間に国内で観測された有感地震の回数は、前週に比べると若干増加しました。東北太平洋側や関東周辺での地震がやや多くなっています。震度3以上の地震は2回発生しました。(9月8日〜14日10時の集計)

国内:石川県能登地方でM4.5の地震

石川県能登地方の地震
8日(月)8時24分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード4.5、深さ13kmと推定される地震が発生しました。この地震で石川県輪島市と能登町で最大震度3を観測しています。

石川県能登地方を震源とする最大震度3以上の地震は今年1月16日以来、約8か月ぶりで、能登半島地震の震源域全体で見た場合でも、5月31日以来約3か月ぶりです。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

能登半島地震の発生からすでに1年半以上が経過しましたが、周辺の地震は多い状態です。震度3〜4程度の揺れを伴う地震の起こりやすい状況は今後も続くとみられます。

国内:伊豆諸島近海で有感地震が頻発

三宅島近海の地震
9日(火)20時08分頃、三宅島近海を震源とするマグニチュード4.3、深さ17kmと推定される地震が発生しました。この地震で東京都三宅村で最大震度2、三宅村や神津島村、八丈町などで震度1を観測しています。

三宅島近海では10日(水)早朝にもマグニチュード3.7の有感地震があり、それとは別に9日(火)の夕方は伊豆大島近海で2回の有感地震が発生しました。

伊豆諸島近海の地震は地下のマグマ活動に関連するケースがありますが、10日(水)の日中以降は地震活動が落ち着いていますので、現時点での大きな心配はないと考えられます。

世界:カムチャツカ半島沖でまた大きな地震

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。最も大きな地震は、カムチャツカ半島の沖で発生したマグニチュード7.4です。

日本時間の13日(土)昼にカムチャツカ半島の沖を震源とするマグニチュード7.4、深さ約40kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

規模が大きく、震源がやや浅い地震だったことから周辺地域に津波予報が発表されましたが、目立った潮位変動は観測されませんでした。

カムチャツカ半島の沖では7月30日のマグニチュード8.8の巨大地震以降、活動の活発な状態が続いています。マグニチュード7.4は前震と考えられている7月20日の地震と並んで、一連の活動で2番目の規模です。

出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
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