口永良部島 噴火警戒レベルを2に引き下げ 火山活動が低下
レベル1に引き下げ後、再度の引き上げ
口永良部島では今年の4月から山体の浅い所で地震活動が活発になって、火山性地震が多く発生し、噴火警戒レベルが3に引き上げられました。
7月頃からは地震が減少し、そのほかの観測データにも活動の活発化を示す変化が認められていません。口永良部島では新岳火口及び古岳火口から1km、西側は新岳火口から2kmを超えて影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと考えられます。このことから噴火警戒レベル2に引き下げとなりました。
なお、中長期的に見ると地震活動は活発な状態です。火山活動は引き続き高まった状態で経過しており、火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
7月頃からは地震が減少し、そのほかの観測データにも活動の活発化を示す変化が認められていません。口永良部島では新岳火口及び古岳火口から1km、西側は新岳火口から2kmを超えて影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと考えられます。このことから噴火警戒レベル2に引き下げとなりました。
なお、中長期的に見ると地震活動は活発な状態です。火山活動は引き続き高まった状態で経過しており、火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
古岳火口も数百年前まで噴火を繰り返す
口永良部島では有史以降は新岳での噴火活動が活発です。新岳火口では2015年5月に大きな噴火が発生して、火砕流が海岸に達し噴火警戒レベル5に引き上げられた時期がありました。
一方の古岳火口は、堆積物による年代測定法によると、数百年前まで火砕流を伴う噴火が発生していたと考えられています。有史以降では噴火は確認されていませんが、火口からの噴気はたびたび確認されています。「古」という名が付いているものの、火山という時間スケールでみるとさほど古いとはいえません。
一方の古岳火口は、堆積物による年代測定法によると、数百年前まで火砕流を伴う噴火が発生していたと考えられています。有史以降では噴火は確認されていませんが、火口からの噴気はたびたび確認されています。「古」という名が付いているものの、火山という時間スケールでみるとさほど古いとはいえません。
防災上の警戒事項等
新岳火口及び古岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する火山岩塊と呼ばれるような大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、西側は新岳火口から概ね2kmの範囲で火砕流に警戒が必要です。
風下側では火山灰だけでなく、火山礫(かざんれき)と呼ばれる小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(高齢者等避難)】:警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
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風下側では火山灰だけでなく、火山礫(かざんれき)と呼ばれる小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(高齢者等避難)】:警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
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出典・参考
火山監視カメラ:気象庁
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