熱帯低気圧が台風に発達予想　明日4日(木)九州に接近・上陸の可能性も

▼熱帯低気圧　9月3日(水)9時
　中心位置　　　南大東島の南南東約220km
　移動　　　　　北北西　25 km/h
　中心気圧　　　1006 hPa
　最大風速　　　15 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　23 m/s
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この熱帯低気圧は今夜には台風に発達し、沖縄の東の海上に接近。明日4日(木)、九州の南岸に接近して上陸する可能性があります。

この熱帯低気圧と本州南の海上の太平洋高気圧の影響で南から暖かく湿った空気が流れ込み、本州の南岸には天気図に描かれない前線が形成されています。この前線帯は熱帯低気圧と共に北上し、西日本太平洋側では今日3日(水)の午後から夜にかけて雨が降り出す予想です。

西日本の太平洋沿岸は海面水温が高く、九州や四国の沖合では30℃前後と平年のこの時期に比べて2～3℃ほど高い水準です。暖かい海水温の影響で熱帯低気圧は北上しながらさらに発達する可能性があります。
ひまわり9号衛星雲画像ひまわり9号衛星雲画像
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明日4日(木)は熱帯低気圧と天気図に描かれない前線帯の北上に伴って西日本・東日本の広範囲で本降りの雨となる予想です。特に熱帯低気圧に近い西日本では太平洋側を中心に発達した雨雲が断続的に流れ込み、大雨となるおそれがあります。熱帯低気圧の動向次第では線状降水帯が形成される可能性があり、河川氾濫や土砂災害など災害の発生に警戒が必要です。

熱帯低気圧が東に進む明後日5日(金)になると、東海や関東など東日本太平洋側で大雨のリスクが高まるとみています。熱帯低気圧の進路や発達の程度によって影響が変わってくるため、今後の情報に注意してください。
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次に台風が発生すると、8月30日(土)に発生した台風14号以来で「台風15号」と呼ばれることになります。今月1つめの台風発生となります。

台風発生数の平年値を見ると、9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月に次いで一年の中で2番目に台風の発生が多い時期です。一方、台風の上陸数の平年値では9月が最も多く、本土への接近数も最も多い時期となっています。

本州方面にとっては例年9月が台風シーズンのピークとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
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