日本全国で「皆既月食」
9月8日(月)の未明に日本全国で「皆既月食」が起こります。日本で見られるのは2022年11月8日以来で、約3年ぶりです。
皆既月食は、月が地球の影に完全に隠されて、赤黒く変色した満月が見られる天体現象です。
関連記事 月食のメカニズム
月食は全国どこでも同じタイミングに起こります。8日(月)に日付が変わったあと、1時27分頃に月が欠け始め(部分食の開始)、2時30分頃から3時53分頃にかけて皆既月食となり、4時57分頃に部分食が終わる予想です。
今回は月が地球の影の中心近くを通るため、皆既食の時間は比較的長くなる見込みです。皆既食の始まりから終わりまで、約83分間に渡って皆既食を見ることができます。
皆既月食は、月が地球の影に完全に隠されて、赤黒く変色した満月が見られる天体現象です。
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月食は全国どこでも同じタイミングに起こります。8日(月)に日付が変わったあと、1時27分頃に月が欠け始め(部分食の開始)、2時30分頃から3時53分頃にかけて皆既月食となり、4時57分頃に部分食が終わる予想です。
今回は月が地球の影の中心近くを通るため、皆既食の時間は比較的長くなる見込みです。皆既食の始まりから終わりまで、約83分間に渡って皆既食を見ることができます。
月食はどこでも同時に起こりますが、月が見える方位や高度は異なります。
月が南から西の空へ段々と沈んでいくタイミングで月食が起こるため、月の昇る時刻が遅い西日本の地域ほど、月食が起こる際の月の高度は高くなります。
皆既食が終わる頃の月の高度は、札幌で13.1度、仙台で15.2度、東京で17.0度ほどの予想です。皆既食が終わる頃に見る場合は、事前に西の方角が開けた場所を探しておくことをおすすめします。
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月が南から西の空へ段々と沈んでいくタイミングで月食が起こるため、月の昇る時刻が遅い西日本の地域ほど、月食が起こる際の月の高度は高くなります。
皆既食が終わる頃の月の高度は、札幌で13.1度、仙台で15.2度、東京で17.0度ほどの予想です。皆既食が終わる頃に見る場合は、事前に西の方角が開けた場所を探しておくことをおすすめします。
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今年9月の満月、英語で“Corn Moon”
9月の月は、8日(月)3時9分頃に満月の瞬間を迎えます。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは2025年9月の満月を「コーンムーン(Corn Moon/トウモロコシの収穫月)」と呼ぶようです。
農産物を収穫する秋にちなんで、この名前がつけられたと言われています。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは2025年9月の満月を「コーンムーン(Corn Moon/トウモロコシの収穫月)」と呼ぶようです。
農産物を収穫する秋にちなんで、この名前がつけられたと言われています。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。
土星が見頃!月との接近も
「土星」が9月21日(日)頃にうお座で「衝(しょう)※」を迎えて、見頃となります。日の入り頃に東の空に登り、日の出の頃に西の空に沈むため、ひと晩を通して土星を見ることができるため観望チャンスです。
土星の環は公転軌道に対して少し傾いていて、地球から見たときの傾きは約15年の周期で変わります。今の時期は普段の年より環の傾きが小さいため、望遠鏡で見た場合は環が細く見えます。
土星が衝を迎える前、9月8日(月)夜から9日(火)明け方には、月と土星の接近も楽しめます。満月直後のお月さまと、0.7等の土星の共演に注目です。
▼8(月)に昇る時刻(東京)
土星 18:37 月 18:16
※衝:太陽系の天体が地球から見て太陽とちょうど反対側に位置する瞬間のことです。
土星の環は公転軌道に対して少し傾いていて、地球から見たときの傾きは約15年の周期で変わります。今の時期は普段の年より環の傾きが小さいため、望遠鏡で見た場合は環が細く見えます。
土星が衝を迎える前、9月8日(月)夜から9日(火)明け方には、月と土星の接近も楽しめます。満月直後のお月さまと、0.7等の土星の共演に注目です。
▼8(月)に昇る時刻(東京)
土星 18:37 月 18:16
※衝:太陽系の天体が地球から見て太陽とちょうど反対側に位置する瞬間のことです。
月が木星と金星に接近
9月も未明から明け方の東の空で「木星」と「金星」が明るく輝きます。木星はマイナス2等、金星はマイナス4等と非常に明るく輝くため、夜空の中でも目を引きそうです。
9月17日(水)深夜から明け方には月が木星と接近し、20日(土)の未明から明け方には細い月が金星と近づくため注目です。月と金星の接近は空の低い位置で起こるため、東の空が開けた場所からお楽しみください。
▼昇る時刻(東京)
17日(水) 木星 0:16 金星 3:11 月 0:17
20日(土) 木星 0:06 金星 3:17 月 3:36
出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
The Old Farmers' Almanac
9月17日(水)深夜から明け方には月が木星と接近し、20日(土)の未明から明け方には細い月が金星と近づくため注目です。月と金星の接近は空の低い位置で起こるため、東の空が開けた場所からお楽しみください。
▼昇る時刻(東京)
17日(水) 木星 0:16 金星 3:11 月 0:17
20日(土) 木星 0:06 金星 3:17 月 3:36
出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
The Old Farmers' Almanac
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