7月の世界の気温は過去3番目の高さ 日本などアジアで顕著な高温 米海洋大気庁
日本やトルコで国内最高気温を更新
2025年7月の世界の地上平均気温は、NOAAの176年間の記録の中で3番目に高く、20世紀の基準値より1.00℃高くなりました。
これより気温が高かったのは、観測史上最高であった昨年2024年と2023年のみです。7月の上位10位はすべて2016年以降に発生しています。また、2025年1月から7月までの世界の地上平均気温は観測史上2番目に高く、昨年の過去最高記録とはわずか0.10℃の差でした。
地域別ではアジアの高温が顕著で、ヨーロッパから中東も高い傾向が続いています。日本では7月30日に兵庫県で日本歴代最高を更新(8月にさらに記録は更新される)。トルコでも国内初となる50℃を記録しました。
関連記事「トルコで25日(金)に国内最高の50℃」
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過去最高だった昨年を上回る確率は低い
NOAAの組織であるNCEI(国立環境情報センター)による2025年の世界の年間気温のランキング見通しでは、2025年が観測史上最も暑い5年間のうちの一つにランクインする可能性は99.9%非常に高いとされています。
その一方で2025年が観測史上最も暑い年としてランクインする可能性は6月までと変わらず1%未満の低い状況です。
その一方で2025年が観測史上最も暑い年としてランクインする可能性は6月までと変わらず1%未満の低い状況です。
日本の7月は6月に続いて過去最高を大きく上回る
7月の日本の平均気温偏差は+2.89℃でした。これまで最も高かった昨年2024年の+2.16℃を大きく更新し、過去最も暑い7月になりました。6月に続いて2か月連続で、過去最高を更新しています。
フィリピンの東の海上で対流活動が非常に活発だったことから、上空5500〜6000m付近を覆う太平洋高気圧が早い時期から勢力を強めて、西日本では記録的に早く梅雨明けを発表。東日本や北日本も梅雨前線の活動は弱く、梅雨明けの発表前から晴れた日が多く、厳しい暑さに見舞われました。
7月上旬と下旬は偏西風が北に偏ったため上空9,000〜10,000m付近の高い所を覆うチベット高気圧の勢力も強まって暑さが顕著になり、記録的な高温につながったとみられます。
8月7日頃から著しい高温は落ち着く傾向になっています。今週後半から再び暑さが戻るものの、6月や7月に比べると基準値との差は小さくなる見通しです。
関連記事「記録的暑さの7月」
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7月上旬と下旬は偏西風が北に偏ったため上空9,000〜10,000m付近の高い所を覆うチベット高気圧の勢力も強まって暑さが顕著になり、記録的な高温につながったとみられます。
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