北陸や東北の7月は記録的少雨　来週は恵みの雨に期待

7月に入ってから梅雨前線は目立った活動が見られず、特に北陸や東北では雨が少なくなっています。

7月の雨量は秋田市が13.5mm（平年比7%）、山形県酒田市が3.0mm（平年比1%）、宮城県石巻市が5.0mm（平年比4%）、新潟市が3.5mm（平年比2%）、石川県輪島市が1.5mm（平年比1%）。新潟市、輪島市は統計開始以来、最も雨の少ない7月で、東北の各地は1943年以来82年ぶりの少なさです。
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こうした少雨にようやく解消の兆しが見えてきました。来週になると本州付近を覆っている太平洋高気圧の勢力が南に移り、大陸からは気圧の谷が進んでくる見込みです。

8月6日(水)は北海道付近に低気圧が進み、そこから南西に前線が形成されて、雨の降る所が多くなるとみられます。

現時点では雨の降るタイミングやエリアに不確実性があるものの、来週中頃はこれまでに比べると雨が降りやすくなる見通しです。最新の1か月予報では北日本日本海側、北陸の降水量は平年並みか多い予想で、段々と少雨傾向は解消に向かうと考えられます。
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