みずがめ座δ南流星群の活動がピークに　前後数日は観測チャンス

みずがめ座δ南流星群は、毎年7月中旬から8月中旬頃に活動し、活動のピークがなだらかな流星群です。ピークとなる7月末の数日間は、どの日も同数程度の流星の出現が期待できます。天気やご都合に合わせて空を見上げてみてください。

またこの時期には、みずがめ座付近を放射点とする複数の流星群や、やぎ座α流星群の活動もピークとなるほか、来月中旬にピークを迎えるペルセウス座流星群（三大流星群のひとつ）も活動が始まっています。夏休みの時期と相まって、星空観測が楽しい時期といえそうです。

みずがめ座δ南流星群の放射点は夜20時すぎに東の空に昇ってきて、その頃から流星が流れ始めます。放射点が高く昇る深夜ほど流星は流れやすくなります。

流星は放射点付近だけでなく全天に流れますので、広く空を眺めるようにしましょう。

今年は夜半前には月が西の空に沈んでいきます。月明かりの影響を受けると流れ星が見づらくなるため、月は視界に入れない方が良さそうです。月が沈んでからの方が観測コンディションは良好です。

アストロアーツ社によると、他の流星群の流れ星も合わせると、周囲が暗く条件の良いところでは1時間に15個程度の流星の出現が期待出来るとのことです。
日の出時刻も分かる！星空情報

北海道から九州の各地は今夜も大きく天気が崩れることはありませんが、西日本や関東など太平洋側の各地は少し雲が増えてきそうです。北上する台風9号や高気圧の縁辺をまわる湿った空気の影響です。もし曇ってしまっていたら、再来週のペルセウス座流星群に期待して延期するのも良いかもしれません。

沖縄や奄美は雲が通過しやすい予想です。
この先の「雲量」予想マップ
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