台風8号は中心の北側で強風に 雨も少し離れた地域で強まる

台風8号の中心は沖縄本島のすぐ東側にあると解析されていますが、中心付近には雨雲はほとんど見られません。そのかわり発達した雨雲は中心から離れた東側に広がり、大東島地方に激しい雨を降らせました。南大東島にあるアメダス南大東や旧東では昨日からの24時間降水量が300mmを超えています。また、北側や西側の離れた地域にも活発な雨雲が点在しています。

夜にかけては台風の回転により、これらの雨雲が次々と陸地を通過する可能性があります。沖縄本島地方や先島地方、奄美地方でも雷を伴った激しい雨に注意が必要です。
台風ピンポイント影響予測（要ログイン）

今日28日(月)9時には、台風8号の強風域は北東側500km、南西側280kmと発表されています。

本州付近を覆う高気圧と台風との間で気圧の傾きが大きくなり、中心からやや離れた北側で風が強く吹いています。未明には鹿児島県徳之島伊仙町で24.1m/sの最大瞬間風速を観測しました。10時59分にはトカラ列島の中之島で最大瞬間風速22.2m/sを観測するなど、奄美地方を中心に強風が続いています。

この後も、台風に近い沖縄県だけでなく、奄美地方や種子島・屋久島地方でも強風に注意が必要です。南西諸島周辺の海上や海岸では高波にも警戒してください。
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