来週は複数地点で40℃の可能性　危険な暑さに厳戒態勢を

来週も西日本から関東にかけては太平洋高気圧に覆われ、夏空が続きます。さらに上空9000〜10000m付近を覆うチベット高気圧が、西日本付近に中心を移す予想です。

高気圧の中心近くでは下降気流が卓越していて、それにより「断熱圧縮」と呼ばれる現象が起こり地上付近の気温を押し上げます。さらに下降気流によって雲の発達が抑えられるため雨による気温の低下が起こりにくくなります。

特に内陸部は気温の上昇が顕著で、京都市では29日(火)から31日(木)にかけて、岐阜市では30日(水)の最高気温が40℃の予想です。今年の全国最高気温は今日26日(土)に福島県伊達市・梁川で記録した39.9℃ですので、これを上回る可能性があります。
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そのほかの各地も危険な暑さで、最も高い日では大分県日田市も40℃、群馬県伊勢崎市や奈良市、名古屋市で39℃まで上がる見込みです。

体温を上回るような気温が数日にわたって続くため、熱中症のリスクは非常に高くなります。できる限り屋外での活動は避け、やむを得ない場合は時間を最小限にとどめ、その上で最大限の対策を行ってください。

室内で過ごす場合もエアコンなどで室温をしっかりと下げ、適切な水分補給が欠かせません。
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