過去1か月の雨量が平年の5%未満の所も 少雨傾向の解消は見えず

2025-07-26 12:22 ウェザーニュース

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北陸など日本海側の少雨が顕著になっています。過去1か月の雨量が平年の5%未満の所もあり、この先もしばらくはまとまった雨が期待できません。渇水の影響拡大が心配されます。

7月は梅雨前線の活動が弱い

7月に入ってから日本海側を中心に雨の少ない状況が続いています。7月25日(金)までの1か月の雨量の平年比を見ると、東北日本海側から北陸、九州北部で平年の20%未満のエリアが多く、その中でも新潟県が顕著です。

新潟市は9.5mmと平年のわずか4%に留まり、上越市高田も平年の9%とほとんどの地点が10%未満になっています。九州北部も山沿いで雨が少なく、大分県日田市は40.0mmと平年の9%です。新潟市は7月に入ってからの雨量が3.5mmで、1973年に記録した過去最少の17.3mmを更新する可能性が高まっています。

九州は梅雨明けが6月27日頃と平年よりもかなり早く、北陸も梅雨明けが7月18日頃だったとは言え、梅雨前線の影響が小さく雨がほとんど降りませんでした。

太平洋側のダムは貯水率が高い

8月に入ると太平洋高気圧の勢力はやや弱まる予想ではあるものの、少なくともこの先10日間でまとまった雨は期待できない状況です。新潟県上越市は渇水対策統括本部を設置し、市民への節水の呼びかけを強めるなど、影響の出ている地域があります。

一方で、先週は南から流れ込む湿った空気の影響を受けて、太平洋側で雨量がまとまり、四国の水がめとして知られる早明浦ダムは100%近い貯水率です。関東も利根川水系のダムの貯水率は平年を上回っていて、すぐに水不足となる状態ではありません。
ダムの貯水率マップ

そうであっても、厳しい暑さが長期間続くと、渇水の懸念は出てきますので、日頃から水の無駄遣いは避けるよう心がけましょう。
長期予報 この先3か月の天候見解
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ロココさん
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