夏空を彩る淡い虹色 環水平アークやハロが出現

2025-07-20 13:15 ウェザーニュース

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上空の薄い雲がひろがっている東北地方では、横にまっすぐ伸びる虹色の「環水平アーク」や、太陽の周りの虹色の環「ハロ」が出現中です。

薄雲に含まれる氷の粒が光を曲げることで、虹色の帯を作りだして空を演出しています。
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上空の薄雲が虹色を映し出す

今日7月20日(日)の東北地方は晴れている所が多いものの、太平洋側や山形県などの上空の高い所には薄雲がかかっています。この薄雲は小さな氷の粒で構成されています。

氷の粒はひとつひとつが結晶構造をしていて、プリズムの役割を果たすことで太陽光が波長ごとに分かれて曲げられ、虹色として地上から見ることができています。

太陽の下方にみられる横一文字の虹のような現象は「環水平アーク」と呼ばれます。太陽高度が高い時間帯にだけ出現するので、春〜秋にかけての昼前後にだけ見ることができる現象です。

太陽のまわりに大きな環状の虹色が見られているのは「ハロ」または「暈(かさ)」と呼ばれます。白っぽく光るハロは年中見られますが、このように虹色のはっきり色づいたものは「外接ハロ」という別の現象も重なって出現していると考えられます。
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ハロやアークが見えると天気が下り坂になることも

観天望気のひとつに、「ハロが見えると天気が下り坂」というものがあります。低気圧・温暖前線が接近してくる際には、まず雲域の端の部分でハロやアークなどの光学現象が見られ、その後次第に雲が厚くなって雨が降りだすためです。

今日見えているハロやアークは、日本の東の上空約1万m以上の非常に高いところにある低気圧による巻雲・巻層雲により出現していると考えられ、このあとは東に離れていく予想となっていて、天気の下り坂には繋がりません。

今回はあてはまりませんが、ハロやアークが見られたあとに空が白っぽさを増して雲が増えてくると天気が下り坂です。空の変化に注目してみてください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) ブルー さん 🌷はっちー🌷 さん
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