気象庁1か月予報
7月下旬から夏空本格化　厳しい暑さに警戒

来週後半から次第に太平洋高気圧が勢力を強め、関東甲信や東北も梅雨明けする見通しです。7月下旬から8月上旬にかけては西日本、東日本を中心に太平洋高気圧に覆われ、上空の暖かな空気は北日本まで広がるため、全国的に気温が高くなります。

1か月の平均気温は奄美地方から北海道の各地で平年より高く、沖縄で平年並みか平年より高い予想となっています。

高気圧が強まる来週16日(水)頃からの5日間の平均気温が平年よりかなり高くなる可能性があるとして、気象庁は北海道から九州の広い範囲に高温に関する早期天候情報を発表しました。長い夏に向けての体調管理が欠かせません。

太平洋高気圧が本州付近を覆う一方で、沖縄や奄美は湿った空気の影響を受けやすくなります。熱帯低気圧や台風が近づく可能性もあり、1か月の降水量は沖縄で平年よりも多く、奄美は平年並みか平年よりも多い予想です。

夏空の広がる日が多い西日本から北日本の降水量は平年並みの所が多く、西日本の日本海側では平年並みか平年より少なくなるとみられます。

西日本は梅雨明けが早かったこともあり、8月にかけてまとまった雨がない場合は渇水が心配される状況です。今のうちから水の無駄遣いをしないよう心がけるようにしてください。
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