今夜は満月
7月の満月は「バックムーン(Buck Moon/男鹿月)」

2025-07-11 06:54 ウェザーニュース

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今日7月11日(金)は満月です。満月は夕方の日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の明け方の日の出の頃に西の空に沈みます。

雄ジカ(=バック)のツノが生え変わる時期であることから、7月の満月はアメリカの農事暦で「バックムーン(Buck Moon)」とも呼ばれます。気になる今夜の天気などを解説します。
ウェザーニュース 星空Ch.

広範囲で満月が見られるチャンスあり

今日は日本海側で晴れるところが多くなり、北海道から東北の日本海側や北陸では満月を見られる可能性が高そうです。

前線や低圧部に近い太平洋側ほど、湿った風の影響を受けて雨が降りやすくなります。特に西日本の太平洋側や南西諸島では雨が降る予想で、月を見るのは難しそうです。

そのほかの東日本や西日本の各地では、雲が多い空ながらも遅い時間ほど雲の隙間から満月を見られるチャンスがありそうです。
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▼各地の日の入り時刻・月の出時刻
根室 日の入り 19時00分 月の出 19時41分
仙台 日の入り 19時03分 月の出 19時42分
東京 日の入り 19時00分 月の出 19時38分
大阪 日の入り 19時14分 月の出 19時53分
福岡 日の入り 19時31分 月の出 20時11分
那覇 日の入り 19時26分 月の出 20時02分
各地の日の出日の入り・月の出月の入り時刻

7月の満月、英語で”Buck Moon”

農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは7月の満月を「バックムーン(Buck Moon/男鹿月)」と呼ぶことがあるそうです。

7月は雄ジカ(=バック)のツノが生え変わる時期であることから、この名前がつけられたといわれています。
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現象のおさらい 満月とは

太陽、月、地球の位置関係
満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
天文・星空情報

参考
The Old Farmers' Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
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