スプーンで簡単! とうもろこしの粒をきれいに取る裏ワザ

2025-07-18 05:05 ウェザーニュース

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最近は、生で食べられる品種や白い品種など、さまざまなとうもろこしが登場しています。これから本格的な夏を迎え、最もおいしい季節となります。

ウェザーニュースのアンケート調査によると、とうもろこしは「買うもの」が82%と圧倒的多数を占めている一方で、「ご近所からもらうもの」が9%、 「送ってもらうもの」が3%、そして「自家栽培するもの」が6%という結果になりました。

ただし、都道府県別に見ると、宮崎県や山梨県、徳島県では、「近所からもらうもの」の割合が3割前後に達している地域もありました。
このとうもろこし、丸かじりすると皮が芯に残ってしまい上手に食べられない方もいるかもしれません。また、料理に使う際には包丁で削いでもどうしても削ぎきれない部分が出てしまいます。

だからといって1粒ずつ手で取るのは手間がかかりますよね。そこで、とうもろこしの粒をきれいに取り出す方法について、野菜ソムリエのプロ・吉田謹子さんにアドバイスをいただきましょう。

農水省おすすめ、粒はスプーンの柄で取る

農林水産省がSNSでも紹介している裏ワザだと、とうもろこし1粒ずつが驚くほど簡単にきれいに取れるそうです。

「用意するものは柄の幅が狭く、厚みがないスプーンだけです。スプーンを選ぶときは、柄の幅が粒と同じぐらいのものにすると良いでしょう。

スプーンを用意したら、とうもろこしをお皿やまな板につけて傾け、粒の下にスプーンの柄をグリグリ入れて1列分の粒をはずします。あとは、この1列から指のはらを使って、他の列もはがすだけです」(吉田さん)

割り箸で取るワザも

スプーンの柄の代わりに、割り箸を使う方法もあります。

「割り箸はちょうどとうもろこしの粒の幅ぐらいなので、きれいに取ることができます。取り方はスプーンの柄と同じです。

ただし、割り箸は『天削(てんそげ)』という、箸の根元のところが斜めに削れているものがおすすめですが、カッターなどで削れば簡単に作ることもできます」(吉田さん)

栄養は芯の近くに多く含まれる?

「とうもろこしの栄養成分は、主にたんぱく質や脂質、カリウム、ビタミンB1、B2、C、食物繊維などです。そして、芯についている粒の付け根の部分、胚芽(はいが)にはリノール酸、ビタミンB群、食物繊維、鉄分、亜鉛が最も豊富に含まれています。

包丁などで削いでしまうとこの栄養豊富な部分を残すことができませんが、紹介した裏ワザで粒全体を取ると栄養成分をもれなく残すことができるのです。

この方法なら生のままでも比較的きれいに取ることができるので、取った粒はフライパンでバターを入れて炒め、塩こしょうで味をつけると、甘みが増してふっくらと仕上がります」(吉田さん)

これから本格的な旬の時期に入るとうもろこしを、上手に調理して、栄養も無駄なく摂取しましょう。
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