H-IIAロケット50号機が打上げ成功 シリーズ最終号機

2025-06-29 08:45 ウェザーニュース

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今日6月29日(日)未明、鹿児島県の種子島宇宙センターから、温室効果ガス・水循環観測技術衛星「いぶきGW」を搭載したH-IIAロケット50号機が打上げられました。

H-IIAロケットの打上げはこれが最後で、人工衛星を予定の軌道に投入して打上げは成功しました。

44回連続の打上げ成功 天気も問題なし

H-IIAロケットは、NASDAと後継のJAXA、三菱重工が開発した国産の大型ロケットで、2001年に打上げられた1号機から24年間で50回打上げられました。天気予報でおなじみの気象衛星、ひまわり6号〜ひまわり9号もこのロケットで打上げられたものです。

ブースターの分離に失敗して指令破壊された6号機を除く49回の打上げに成功して、今回で44回連続の打上げ成功となりました。

最終号機となった50号機は、万全を期すための機器交換により、当初の予定よりも5日間の延期となっていました。その間に九州南部は梅雨明けし、今日未明1時33分の打上げ時は高気圧に覆われて大変穏やかな星空となりました。

九州南部の各地からも打上げの様子は確認でき、明るい尾を引いて上昇するH-IIAロケットを存分に観測することができたようです。
全国各地からの投稿「ウェザーリポート」

打上げられた人工衛星は大気や水を観測

H-IIAロケット50号機で軌道に投入された人工衛星「いぶきGW」は、私たちにも関係の深い衛星です。温室効果ガスを観測している「いぶき」と、地球上の水を観測している「しずく」の2つの人工衛星の後継機として打上げられました。

地球温暖化の原因となる温室効果ガスの地球規模での監視はには人工衛星が欠かせません。また、地球の気候や気象を支配している水の動きを宇宙から監視することは、防災の観点からも重要となっています。これらの機能が向上したいぶきGWの活躍に期待したいところです。

気候変動特集 ウェザーニュースと考える地球の未来
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) かぁく さん
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