台風2号は熱帯低気圧に　関東は局地的に雨が強まる　西日本も激しい雨に注意

▼熱帯低気圧　6月25日(水)3時
　擾乱種類　熱帯低気圧(TD)
　中心位置　伊豆諸島近海
　移動　　　北北西　20 km/h
　中心気圧　1006 hPa
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今日25日(水)はこの熱帯低気圧が関東に近づいてきます。熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が東日本を中心に流れ込みます。今朝は関東南部から伊豆半島にかけて雨雲がかかり、一部には発達した雨雲も見られています。発達した雨雲の下では一時的に本降りの雨となっていて、7時30分までの1時間に伊豆半島にある天城山では36.5mmの激しい雨、千葉県船橋市では9.0mm、横浜市でも5.5mmの雨を観測しました。

南からの暖かく湿った空気の流れ込みは午後にかけても続き、雨のエリアは関東北部や東北にも拡大する予想です。一時的には雷を伴って土砂降りの雨となるところがあるとみています。また、沿岸部ではだんだんと風も強まる見込みで、雨が横殴りとなる可能性もあるので、今日は大きく丈夫な傘が必要です。
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朝鮮半島付近には西から前線を伴った低気圧が進んできていて、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいます。近畿や東海、北陸などで局地的に雨雲が発達しています。

特に東海地方では早朝から非常に激しい雨が降り、岐阜県大垣市のアメダス上石津では4時36分までの1時間に68.0mmの雨を観測しました。また、三重県いなべ市の北勢でも7時30分までの1時間に12.0mmのやや強い雨を観測しました。
全国のアメダス観測値・ランキング

このあとも湿った空気の流れ込みは続き、局地的に発達した雨雲がかかるところがある見込みです。短時間の激しい雨による道路冠水や河川の急な増水などに注意が必要です。また、岐阜県周辺では昨日から断続的に局地的に発達した雨雲がかかり、24時間降水量は300mmを超えているところがあります。土砂災害の発生にも警戒してください。
現在の土砂災害危険度

九州北部には朝鮮半島付近にある低気圧から伸びる前線本体の雨雲がかかってきました。長崎県松浦市では7時30分までの1時間に19.0mmのやや強い雨を観測しています。

午後にかけて前線は東へゆっくりと移動していき、それに伴って南北に伸びる発達した雨雲も東へ進む見込みです。九州北部や中国地方では前線通過時は雷を伴った激しい雨となるおそれがあり、道路冠水などに注意が必要です。また、突風のおそれもあるので飛ばされやすいものは室内に片付けておくとよさそうです。
現在の発雷観測状況 雷レーダー現在の発雷観測状況 雷レーダー