【梅雨空続く、蒸し暑さ本格化】ウェザーニュース for business振り返り(2025/6/9〜6/15)

2025-06-16 10:17 ウェザーニュース

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週の前半は広範囲で梅雨入りが進み、いよいよ本格的な雨の季節が到来しました。11日(水)には観測史上5番目に遅い台風1号も発生しました。

週末も広範囲で雨となり、気温の急激な変化や夏の暑さへの厳重な警戒が必要な1週間となりました。

週前半は全国的に広い範囲で雨

週の前半は梅雨前線の北上により、西日本から東日本にかけて雨が降り、本格的な梅雨空となりました。

ウェザーニュース for businessの【WNI雨量観測情報】メニューでは、ウェザーニューズで取得している全国13,000箇所(アメダスの10倍)の雨量観測データを確認していただくことができます。
この観測情報によると高千穂河原において連続雨量397mmを観測しました。

一方、北日本や東北地方は高気圧に覆われ、晴れて各地で25℃以上の夏日を記録するなど、夏のような暑さとなりました。

九州で線状降水帯が発生

9日(月)〜10日(火)は広い範囲で雨が降り、特に九州では9日(月)に線状降水帯が発生しました。

ウェザーニュース for businessでは、気象庁の発表する線状降水帯解析情報だけでなく、ウェザーニューズ独自の解析、12時間先までの線状降水帯・豪雨リスクの予測をご覧いただけます。

9日6時の時点で、九州南部で線状降水帯の発生リスクを予測し、通知でのお知らせと合わせてご提供ができました。

各地で梅雨入り

各地で梅雨入りが発表されました。9日(月)は中国、近畿、東海地方が、10日(火)は関東甲信と北陸地方が梅雨入りしました。

東北地方の梅雨入りは平年よりやや遅くなる見込みです。梅雨明けは全国的に平年並か早くなることが予想されています。

梅雨情報は常に更新されているので、最新の情報を確認してください。
» 関連記事:梅雨入り・梅雨明け情報【2025】

台風発生も

11日(水)に台風1号(ウーティップ)が発生しました。台風1号の発生が6月以降になるのは9年ぶりで、過去5番目に遅い記録となりました。

ウェザーニュース for businessでは気象庁だけでなく、さまざまな進路モデルを比較することができます。

台風1号は大陸方面へ進み、14日(土)には中国の華南に上陸し、15日(日)には熱帯低気圧に変わりました。

この台風が日本に与える影響はありませんでしたが、今年も平年並みの11個程度の台風が日本に影響を与える予測となっております。
台風になる前の熱帯低気圧の発生や発達にも注意し、早めに対策を行うようにしてください。
» 独自AI予測などによる台風発生数は「23個」、台風発生から短期間で接近も

週末にかけて気温差は大きく

九州南部や関東を中心に25℃を超える夏日となりました。

東京の12日(木)の気温は前日11日(水)の同時刻より4.5℃高い25.8℃で、3日ぶりの夏日となりました。梅雨前線が南下して日照時間が増えたことと、上空約1,500mに暖気が流れ込んでいる影響だと考えられます。

北海道では、通過した低気圧が東の海上に離れたことにより冷たい北風が吹き付け、札幌の12日(木)の気温は前日11日(水)より7.6℃低い14.8℃、北見では12.4℃も低い12.5℃となりました。
一方で13日(金)の気温は札幌で25℃と前日から7℃高くなり気温差が大きくなっています。

週末は西日本から東日本の広い範囲で雨

週末も梅雨前線は九州〜本州付近に停滞し、14日(土)から15日(日)にかけては、西日本から東日本の広い範囲で雨となりました。
地域によっては気象警報が発表され、静岡県浜松市では一時的に土砂災害警戒情報も発表されました。

現在発表されている気象警報の状況は、【気象警報・可能性情報】メニューでご覧いただけ、
過去の発表履歴データは、【各種データ】よりご確認・ダウンロードいただけるメニューをご準備しております。(ご契約内容に応じて提供状況が異なります)

来週は真夏の暑さに 万全な熱中症対策を

6/16週は太平洋高気圧が勢力を強め、梅雨前線が北上する見込みです。

関東では連日30℃以上の真夏日に、名古屋市では18日(水)の最高気温が35℃の猛暑日になる予想となっています。

まだ暑さに慣れていない時期に、突然真夏の厳しい暑さが続くため熱中症のリスクが高まります。屋外で長時間過ごす場合は最大限の熱中症対策が欠かせません。
» 関連記事:その暑さ、対策不足だと『義務違反』かも?

【気候変動番組】100年天気予報

4月18日(金)からスタートした専門番組「100年天気予報」。毎週、違った角度から“未来の気候”に迫ります。6月13日(金)に放送した第9回目のテーマは「“甘い未来”は消える?気候変動とチョコレートの行方」

毎日のように食べているチョコレート。でも今、その“当たり前の存在”が、気候変動の影響で揺らいでいます。
“気候変動とチョコレート”
一見遠いようで、実はとても近いその関係を、データと現場から掘り下げます。あなたのチョコとの関わり方が、未来を変えるかもしれません。


▼番組内容
・なぜチョコが高くなっているの?
・カカオはどんな環境で育つ?
・日本の企業が取り組む“チョコの未来を守る行動”とは?

» 動画一覧はこちら(YouTube)
» 将来の気候変動リスクに関するお問い合わせはこちら
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