来週は広範囲で梅雨入りとなる見通し 週前半は大雨の心配も
今年は沖縄は遅く、九州南部は早い梅雨入りに
2025年の梅雨は、5月16日の九州南部の梅雨入りから始まりました。九州南部が全国で最初に梅雨入りとなったのは統計史上初めてのことでした(速報値)。一方、沖縄や奄美の梅雨入りは平年よりも遅い発表となっていました。
・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
各地の梅雨入り 梅雨明け
・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
各地の梅雨入り 梅雨明け
九州北部〜関東甲信では平年並みかやや遅めの梅雨入りか
明日7日(土)にかけて、梅雨前線は沖縄〜日本の南に停滞し、本州方面は梅雨前線の影響をほとんど受けません。明日までの梅雨入りはなさそうです。
その後、8日(日)以降は太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線は北上して本州方面に近づいてきます。梅雨前線はこのまま本州付近に停滞する日が続く見通しで、雨の降りだしに応じて梅雨入りの発表となる可能性が高そうです。
雨の降りだしは、九州や四国では8日(日)、近畿や東海、関東甲信では9日(月)になりそうです。このタイミングで発表があれば、いずれも平年並み〜やや遅い程度の梅雨入りです。
北陸や東北も来週後半は雨が降りやすくなります。その後の予報にもよりますが、来週中に梅雨入りとなる可能性があります。
実況・予想天気図実況・予想天気図
その後、8日(日)以降は太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線は北上して本州方面に近づいてきます。梅雨前線はこのまま本州付近に停滞する日が続く見通しで、雨の降りだしに応じて梅雨入りの発表となる可能性が高そうです。
雨の降りだしは、九州や四国では8日(日)、近畿や東海、関東甲信では9日(月)になりそうです。このタイミングで発表があれば、いずれも平年並み〜やや遅い程度の梅雨入りです。
北陸や東北も来週後半は雨が降りやすくなります。その後の予報にもよりますが、来週中に梅雨入りとなる可能性があります。
実況・予想天気図実況・予想天気図
| 2025年の予想 (◊は予想) | 昨年 | 平年 | |
|---|---|---|---|
| 沖縄 | 5月22日頃 | 5月21日頃 | 5月10日頃 |
| 奄美 | 5月19日頃 | 5月21日頃 | 5月12日頃 |
| 九州南部 | 5月16日頃 | 6月8日頃 | 5月30日頃 |
| 九州北部 (山口県を含む) | 6月8日頃◊ | 6月17日頃 | 6月4日頃 |
| 四国 | 6月8日頃◊ | 6月17日頃 | 6月5日頃 |
| 中国 | 6月9日頃◊ | 6月20日頃 | 6月6日頃 |
| 近畿 | 6月9日頃◊ | 6月17日頃 | 6月6日頃 |
| 東海 | 6月9日頃◊ | 6月21日頃 | 6月6日頃 |
| 関東甲信 | 6月9日頃◊ | 6月21日頃 | 6月7日頃 |
| 北陸 | 6月11日頃◊ | 6月22日頃 | 6月11日頃 |
| 東北南部 | 6月13日頃◊ | 6月23日頃 | 6月12日頃 |
| 東北北部 | 6月14日頃◊ | 6月23日頃 | 6月15日頃 |
各地の梅雨入り 梅雨明け
西日本では梅雨入り早々に大雨の可能性
9日(月)〜10日(火)は梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みやすくなる傾向が予想され、雨雲が発達しやすくなるとみられます。梅雨入りの発表は気象庁の判断次第となりますが、梅雨入り早々の大雨となる心配がでてきました。西日本を中心に雨が強まり、局地的に雷を伴って激しい雨の降るおそれがあります。
これから本格的な雨のシーズンを迎えることになりますので、大雨への備えを早めに進めるようにしてください。
» ウェザーニュースPro 数値予測モデル
これから本格的な雨のシーズンを迎えることになりますので、大雨への備えを早めに進めるようにしてください。
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梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも
梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
関連記事「2022年 関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し」
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
関連記事「2022年 関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し」
| 沖縄地方 | 沖縄県 |
| 奄美地方 | 鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村) |
| 九州南部 | 宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方) |
| 九州北部地方 | 山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県 |
| 四国地方 | 香川県、愛媛県、徳島県、高知県 |
| 中国地方 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県 |
| 近畿地方 | 京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県 |
| 東海地方 | 静岡県、岐阜県、三重県、愛知県 |
| 関東甲信地方 | 東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県 |
| 北陸地方 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 |
| 東北南部 | 山形県、宮城県、福島県 |
| 東北北部 | 青森県、秋田県、岩手県 |
※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁は発表対象外としています。
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