【夏を思わせる暑さと梅雨の気配】ウェザーニュース for business振り返り(2025/6/2〜6/8)

2025-06-12 10:33 ウェザーニュース

シェアする
x_shareline_share
copy_share
シェアする
x_shareline_share
copy_share
週前半は広範囲で雨が降り、気温が20℃以下の日もありましたが、4日(水)以降は東日本や西日本は移動性高気圧に覆われ、各地で日差しが届いて気温が上昇。内陸部では30℃以上の真夏日になったところもありました。

8日(日)は梅雨前線が北上し、九州北部・四国が梅雨入り、沖縄の梅雨明けが発表されました。

週前半は全国的に雨に

WNI雨量観測情報 3日(火)9時00分
6月2日(月)~3日(火)は梅雨前線上の低気圧が本州の南岸を通過し、西日本から東日本の広い範囲で本降りの雨が降りました。

各地で時間10~20mm程度のやや強い雨を観測し、局地的に時間30mm以上の激しい雨を観測した場所もあります。

雨が降ったエリアでは気温はあまり上がらず、2日(月)の九州や中国、四国を中心に、3日(火)は近畿から東日本で気温が20℃以下となりました。

4日(水)夜、関東でゲリラ雷雨発生

落雷リスクモニタリング 4日(水)
4日(水)は、日中の気温上昇と寒気を伴った気圧の谷の接近の影響で、関東では大気の状態が不安定になりました。

関東北部や埼玉県上空では東寄りの風と南寄りの風が収束して夕方頃から雨雲が発生。急速に発達しながら東に進み、局地的に激しい雷雨を降らせました。栃木県・群馬県・埼玉県では大雨警報が発表されました。
実況監視コンテンツ 
栃木南部の観測データを【実況監視コンテンツ】で確認すると、アメダス佐野で1時間に30mm以上の激しい雨が降ったことがわかります。
» 関連記事:雨量・河川水位の実況監視コンテンツリリース

週後半は30℃以上の真夏日も

予想最高気温&気温差 3日(火)時点
週前半の雨が降った日は気温はあまり上がらず、20℃以下の所が多くなりました。一方、4日(水)以降は、西日本から東日本の広い範囲で移動性高気圧に覆われて、各地て気温が上昇しました。

前日との気温差が7℃以上も変化したところもあり、内陸部を中心に30℃以上の真夏日となったところもありました。
» 関連記事:関東から西は日差し戻り気温上昇 一部では30℃以上の真夏日予想も
観測機「ソラテナPro」のデータ 4日(水)
ウェザーニューズ本社屋上に設置された観測機「ソラテナPro」は、雨や風、気温などの7つの気象要素を観測し、それらのデータを元に暑さ指数(WBGT)を算出します。

4日(水)の観測データを見ると、最高気温29℃、日中の湿度は60~80%で推移し、暑さ指数(WBGT)も厳重警戒一歩手前の27.3℃を観測しました、ムシムシとした不快な暑さです。
» 関連記事:高知や九州で30℃以上の真夏日に

熱中症対策は2025年6月1日より施行された労働安全衛生規則の改正により、暑さ指数(WBGT)が28℃以上または気温31℃以上の環境下で1時間以上(または1日4時間を超えて)作業を行う場合、事業者には熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置が義務づけられました。

まだ体が暑さに慣れていないこの時期は油断しがちになります。万全の熱中症対策で、これからの時期に備えましょう。
» 関連記事:熱中症対策の規制強化─過去30年の「暑さ指数」から読み解く、企業に求められる備え

沖縄本島・宮古島地方で今年初の熱中症警戒アラート

熱中症危険度&警戒情報 8日(日)
8日(日)、環境省と気象庁は熱中症警戒アラートを沖縄県に発表しました。八重山地方では今年3回目、沖縄本島地方・宮古島地方では今年初の発表です。
» 関連記事:沖縄本島地方・宮古島地方では今年初の熱中症警戒アラート発表

週明けは梅雨前線の影響で大雨の予想

大雨リスク対策 7日(土)9時時点の予想
梅雨前線は8日(日)頃から北上し、今週前半にかけて本州付近に停滞する予想です。

【大雨リスク対策】で7日(土)9時時点の72時間先までの雨量予測を確認すると、九州では200mm以上、西日本太平洋側を中心に100mm近い雨量が予測されています。西日本では梅雨入り早々に大雨のおそれがあり警戒が必要です。
» 関連記事:【お知らせ】大雨リスク対策の基準値変更について

梅雨入りと梅雨明けが同日に発表

8日(日)、気象台は九州北部地方(山口県を含む)と四国地方が「梅雨入りしたとみられる」、沖縄地方が「梅雨明けしたとみられる」と発表しました。九州北部と四国では平年より3〜4日遅く、昨年よりは早い梅雨入りです。

沖縄の梅雨明けは平年より13日早く、2015年とならび1951年からの統計で最も早い記録です(速報値)。梅雨の期間はわずか17日間で、1963年の11日間に次いで2番目に短い記録です。
» 関連記事:【九州北部・四国が梅雨入り 沖縄が梅雨明け(最早タイ) 気象庁発表

これから迎える本格的な梅雨の季節、ウェザーニュース for businessの情報を上手く活用して、拠点防災にお役立ていただけるよう使い方セミナーを開催します。ぜひご参加ください。(開催日時 6月11日(水)10〜11時)
» 開催概要:大雨に備えて ウェザーニュース for businessの活用法

新機能【マイ防災タイムライン】

ウェザーニュースアプリの新機能「マイ防災タイムライン」は、利用者の情報(住まいや家族構成など)に合わせた防災行動計画を提案します。

災害時にはプッシュ通知で、危険情報や避難ルートなどを具体的に伝えて、安全な行動をサポートします。無料で利用可能ですので、これからの雨の季節に備えて、ぜひご活用ください。
» 関連記事:国土交通省が推進する「マイ・タイムライン」にウェザーニュースアプリが対応

【気候変動番組】100年天気予報

4月18日(金)からスタートした専門番組「100年天気予報」。毎週、違った角度から“未来の気候”に迫ります。6月6日(金)に放送した第8回目のテーマは「100年後の梅雨変わるのは“雨の質”」

「梅雨」と聞くと、何を思い浮かべますか?傘、洗濯、じめじめ…でも実は、未来の梅雨には“ある変化”が迫っているかもしれません。

▼番組内容
・未来の梅雨に関する意外な事実
・梅雨に関わるリスクの変化
・そして、ある“地域の変化”にも注目

» 動画一覧はこちら(YouTube)
» 将来の気候変動リスクに関するお問い合わせはこちら
シェアする
x_shareline_share
copy_share

お天気ニュース

各エリアの天気予報

アクセスランキング

アメダスランキング

気温

降水量

降雪量

湿度

  • 順位

    地点

    観測値

    ()

    ()

    ()

    ()

    ()

    ()

警報・注意報の履歴

お天気ニュース

ウェザーニュース公式SNS
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_facebook.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_x.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_line.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_youtube.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_insta.webp
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_tiktok.svg