週刊地震情報 2025.6.1
北海道太平洋側で震度3以上の地震多い 釧路沖ではM6.1
国内:釧路沖でM6.1 最大震度4
5月31日(土)17時37分頃、釧路沖を震源とするマグニチュード6.1、深さ約20kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道釧路市、浦幌町、標茶町、えりも町などで最大震度4、北海道の太平洋側の広い範囲や東北の一部で震度3を観測しています。
釧路沖を震源とする地震で震度4以上を観測するのは2024年9月以来、マグニチュード6以上の規模の地震は2023年2月以来です。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
釧路沖は太平洋プレートが陸のプレートの沈み込んでいる領域です。今回の震源は深さ約20kmで、プレート境界と考えられている深さ40km前後に比べると浅い所で起きたとみられます。
釧路沖を震源とする地震で震度4以上を観測するのは2024年9月以来、マグニチュード6以上の規模の地震は2023年2月以来です。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
釧路沖は太平洋プレートが陸のプレートの沈み込んでいる領域です。今回の震源は深さ約20kmで、プレート境界と考えられている深さ40km前後に比べると浅い所で起きたとみられます。
釧路沖では2004年や1993年にマグニチュード7クラスの地震
釧路沖はマグニチュード6以上の規模の大きな地震が多く、マグニチュード7を超える地震もしばしば起きています。
最近では2004年11月29日にマグニチュード7.1の地震が発生し、釧路町や別海町、弟子屈町で最大震度5強を観測。1993年1月15日にはマグニチュード7.5のいわゆる「平成5年(1993年)釧路沖地震」が発生して、最大震度6(当時の震度階級)の強い揺れに見舞われました。
この地震は釧路沖で発生する地震としてはやや震源が深く101kmと推定されています。そのため広い範囲に揺れが伝わり、福島県で震度4、東京都や神奈川県など関東南部でも震度3を記録しました。
釧路沖を含む千島海溝沿いでは将来の巨大地震発生が懸念されています。こうした地震のタイミングで改めて対策などを確認するようにしてください。
最近では2004年11月29日にマグニチュード7.1の地震が発生し、釧路町や別海町、弟子屈町で最大震度5強を観測。1993年1月15日にはマグニチュード7.5のいわゆる「平成5年(1993年)釧路沖地震」が発生して、最大震度6(当時の震度階級)の強い揺れに見舞われました。
この地震は釧路沖で発生する地震としてはやや震源が深く101kmと推定されています。そのため広い範囲に揺れが伝わり、福島県で震度4、東京都や神奈川県など関東南部でも震度3を記録しました。
釧路沖を含む千島海溝沿いでは将来の巨大地震発生が懸念されています。こうした地震のタイミングで改めて対策などを確認するようにしてください。
国内:十勝地方南部でも最大震度4の地震
5月26日(月)17時47分頃、十勝地方南部を震源とするマグニチュード5.3、深さ50kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道浦河町で最大震度4、様似町、えりも町、池田町、広尾町などで震度3を観測しています。
十勝地方南部を震源とする震度4以上の地震は2019年以来6年ぶりです。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
こちらの地震も釧路沖と同様に太平洋プレートが沈み込んでいる領域で、深さはプレート境界付近です。2012年には今回とほぼ同じ震源でマグニチュード6.1の地震があり、最大震度5弱を観測しました。
また、5月30日(金)には北海道東方沖でもマグニチュード5.4、最大地震3の地震が発生。23日(金)には浦河沖の地震もあり、北海道の太平洋側では震度3以上の揺れを伴う地震が多くなっています。
十勝地方南部を震源とする震度4以上の地震は2019年以来6年ぶりです。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
こちらの地震も釧路沖と同様に太平洋プレートが沈み込んでいる領域で、深さはプレート境界付近です。2012年には今回とほぼ同じ震源でマグニチュード6.1の地震があり、最大震度5弱を観測しました。
また、5月30日(金)には北海道東方沖でもマグニチュード5.4、最大地震3の地震が発生。23日(金)には浦河沖の地震もあり、北海道の太平洋側では震度3以上の揺れを伴う地震が多くなっています。
世界:アフリカの南西沖でM6.2
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は5回発生しています。最も大きな地震はケルマデック諸島近海とアフリカの南西で発生したマグニチュード6.2です。
日本時間の30日(金)の午後にアフリカ南西の海域を震源とするマグニチュード6.2、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。
地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。近くに人が住んでいる島はなく、揺れによる影響はありません。
今回の震源はアフリカプレートと南極プレートの境界付近です。南西インド洋海嶺と呼ばれるプレートが離れる境界で、トランスフォーム断層が発達しています。メカニズムからもトランスフォーム断層の活動に伴う地震とみられます。
日本時間の30日(金)の午後にアフリカ南西の海域を震源とするマグニチュード6.2、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。
地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。近くに人が住んでいる島はなく、揺れによる影響はありません。
今回の震源はアフリカプレートと南極プレートの境界付近です。南西インド洋海嶺と呼ばれるプレートが離れる境界で、トランスフォーム断層が発達しています。メカニズムからもトランスフォーム断層の活動に伴う地震とみられます。
出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
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