梅雨時期から要注意 冷蔵庫は食品の詰め過ぎNG 適量はどれくらい?
気温の上昇で冷蔵庫内の温度も不安定に
「気温や湿度が上昇すると冷蔵庫の使用頻度が高くなり、ドアの開閉回数も多くなるため、冷蔵庫内の温度も影響を受けやすくなってきます。さらに、冷蔵庫に入れる食品も増え、庫内の温度が不安定になりがちです」(光安さん)
庫内の食品の量によって、冷却効果はどれぐらい変わるのでしょうか?
「冷蔵庫に食材を詰める割合を変えて、冷却効果がどのくらい違うのか実験してみたところ、次のような結果が出ました」(光安さん)
庫内の食品の量によって、冷却効果はどれぐらい変わるのでしょうか?
「冷蔵庫に食材を詰める割合を変えて、冷却効果がどのくらい違うのか実験してみたところ、次のような結果が出ました」(光安さん)
【冷蔵庫・検査方法】
・家庭用冷蔵庫を3分開放し、その間に常温の食品を入れる
・冷蔵庫の容量の50%、80%、100%の食品を入れ、それぞれの庫内の温度変化を3時間計測
・冷蔵庫の容量の50%、80%、100%の食品を入れ、それぞれの庫内の温度変化を3時間計測
冷凍庫は詰め過ぎOK?
冷凍庫でも、冷蔵庫と同じように詰め過ぎると冷却効果が落ちるのか、実験しました。
【冷凍庫・検査方法】
・家庭用冷蔵庫の冷凍庫の温度が-3℃になるまで開放し、その間に冷凍食品を入れる
・冷凍庫の容量の0%(何も入れない)、50%、100%の食品を入れ、それぞれの庫内の温度変化を3時間計測
・冷凍庫の容量の0%(何も入れない)、50%、100%の食品を入れ、それぞれの庫内の温度変化を3時間計測
「食品衛生法上『冷凍』とは、-15℃以下とされていますが、最も早く-15℃に達したのは0%で約15分、50%と100%は似たような変化をして、約45~50分で-15℃に達しました。
-15℃まで下がった後に、最も温度変化がなかったのは100%でした。これは空気が温度変化しやすいため、庫内になるべく空気が少ない状態、詰め込んだ方が庫内の温度が安定するためと考えられます。
ちなみに、常温の食品を冷凍庫に50%、100%の割合で詰めて温度変化を計測しましたが、冷凍食品同様、50%と100%でほとんど差がありませんでした。
この結果から、冷凍庫は食品を多く入れても冷却効果はさほど落ちない、ということがわかりました」(光安さん)
-15℃まで下がった後に、最も温度変化がなかったのは100%でした。これは空気が温度変化しやすいため、庫内になるべく空気が少ない状態、詰め込んだ方が庫内の温度が安定するためと考えられます。
ちなみに、常温の食品を冷凍庫に50%、100%の割合で詰めて温度変化を計測しましたが、冷凍食品同様、50%と100%でほとんど差がありませんでした。
この結果から、冷凍庫は食品を多く入れても冷却効果はさほど落ちない、ということがわかりました」(光安さん)
つまり、冷却効果を下げないためには、(1)冷蔵庫は食品を詰め過ぎず隙間をあけて冷気が行き渡るようにすること、(2)冷凍庫は食品をきちんと並べてあまり隙間がないようにすること、がポイントだそうです。
気温や湿度の上昇とともに食中毒や食品の傷みなどが気になる時季に入ります。これからの夏に向かう日々を心地よく過ごすためにも、冷蔵庫と冷凍庫を上手に活用しましょう。
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