1年で今が最も“お値打ち価格”の野菜は? 6月の野菜予報

2025-06-01 05:00 ウェザーニュース

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5月前半は夏日が続出しましたが、後半不安定な空模様の日が多く、肌寒さを感じるほどの日もありました。野菜の生育や価格は天気の影響を受けやすいものです。このお天気は、6月の野菜価格にどのように影響するのでしょうか。

スーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)の秋葉弘道社長に教えていただきます。

6月にお買い得になる野菜は?

今が旬の野菜はどうでしょうか。

「サヤエンドウ、サヤインゲンなどが、今は非常によいですね。ちょうど旬の時期で、年間でも一番お値打ち価格になっています。ぜひ、旬の味を楽しんでください。

レタスも、出回りが多く、去年と比べてもすごく安いです。天候によっては6月中旬以降が少し心配ですが、前半は確実に安いと思います。

ホウレンソウなど葉物全般も安いです。これも6月後半は変わってくるかもしれません」(秋葉社長)
6月後半に期待したいものもあるといいます。

「トウモロコシやソラマメ、エダマメは、比較的出回りがいいので期待できます。

夏野菜は、天候が悪くなったことで一時的に上がっても、6月中旬くらいからすごくよくなると思います。天候次第ではありますが、オクラも期待できますね」(秋葉社長)

価格が落ち着いてくるものもあります。

「ジャガイモは、4月が高かったですが5月は大分落ち着いてきて、平年の1.5倍程度ですね。6月はもうちょっと下がるかと思います。これはニンジンも同じですね。

アスパラガスは例年より出回りが少なくちょっと遅れていますが、これから先は多少いいと思います。6月中にピークが来るので、そのときを逃さないように」(秋葉社長)

価格が心配な野菜は?

一方で、天気の悪影響が出てしまっているものもあります。

「一番心配なのはウメで、平年より2、3割高めだと思います。主産地である和歌山で雹害がありました。普通だったら出回らない傷のあるウメでもけっこう高いでしょう。傷があってもダメではないので、使ってください。

タマネギが今も高めですが、後半に向けてさらに上がっていきます。今より2割ぐらい値上がりしそうです」(秋葉社長)

安かった野菜のなかで多少値上がりしそうなものもあるようです。

「キュウリとナスが、月前半に1回上がります。5月後半の寒さで出回りが悪くなっているのです。この後、関東の産地での気温によりますが、暖かくなってから約1週間で回復すると思います。

トマトは、もうしばらくは安いですが、6月半ば以降上がるでしょう。ナスやキュウリが下がってきたころに、入れ替わりで上がりそうです。

キャベツはずっと安く安定していますが、6月半ばに1回上がるでしょう。今の時期の産地から一気に出過ぎてしまっていて、産地リレーの端境期(はざかいき)になるからです。

ただ、以前のような異常な高値ではなく、100円程度だったのが、150〜200円に上がるくらい。後半にはやや下がっていくと思います」(秋葉社長)


産地の天気次第で野菜の出来や市場への供給が変わってしまいますが、よりよいものを賢く探していきたいですね。
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取材協力
スーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)
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