【熱中症対策】法改正の内容と具体的な対策方法を確認

熱中症対応の報告体制の整備、対応手順の作成、関係者への周知が義務付けられます。
学校現場でも、教職員の労働環境として、また、児童・生徒の安全確保のためにも同様の対策が推奨されます。

熱中症は高温多湿な環境で体温調節機能が乱れる状態です。軽症では、めまいや筋肉痛、中等症では頭痛や吐き気、重症では意識障害や痙攣が現れます。
特に注意すべきは、学校では体育や部活動中、建設現場では、作業途中に症状が急激に悪化することです。

暑さの感じ方は人によって異なることや、身長の低い子供達は、大人よりも地面からの熱の影響を受けやすいことも忘れてはいけません。
初期症状の放置や対応の遅れによる死亡・重症化を防ぐため、適切な対策が求められます。

暑熱順化とは体がしだいに暑さに慣れて暑さに強くなることですが、この暑熱順化を、熱中症のリスクを減らすために、本格的な暑さが来る前に準備しておくことが推奨されています。
【詳しく解説】2週間でできる「暑熱順化」

熱中症対策には予測をもとにした計画が欠かせません。ウェザーニュースfor businessでは、72時間先までの熱中症危険度をご確認いただくことができます。
アプリでも警戒が必要な時間がグラフでチェックできますので、法令に基づいた作業制限や休憩時間の確保、屋外活動の中止判断にお役立てください。

ウェザーニュース for businessのご契約でご利用いただける、熱中症に関するアラームサービスは以下の通りです。

１）環境省が発表する熱中症特別警戒アラートと熱中症警戒アラートの情報
□熱中症特別警戒アラート：前日14時
□熱中症警戒アラート：前日17時または当日5時

２）当日8時〜翌日23時までの予測で、最大のランクが「厳重警戒」以上の場合
□熱中症アラーム：毎朝8時

最新の状況を把握し、熱中症対策にお役立てください。

※72時間先までのWBGT予測およびプッシュ通知は、契約状況によって表示されない場合があります。ご興味ありましたら、ウェザーニューズのサービス担当までお知らせください。

さらに、気象IOTセンサー、ソラテナProを設置した場合は、実際の気温や湿度を観測し、熱中症危険度が高まった時に、アプリで通知を受けることも可能です。

ソラテナPro：暑さ指数（熱中症リスク）について

※気象IOTセンサー：ソラテナProにご興味がありましたら、サービス担当までご連絡ください。

動画でもこちらの記事の熱中症対策に関する情報をご確認いただけます。