ヨーロッパに発達した低気圧　スペインは大雨、北欧では暴風に

現地時間の7日(金)夜の時点で、スペインの北西の太平洋とノルウェーの沿岸部をそれぞれ発達した低気圧が進んでいます。

スペインでは今月に入ってから雨の多い状況が続いていて、地中海に面したエリアでは1週間で最大180mm以上の雨を観測しました。現在、接近中の「Jana(ヤナ)」と命名された低気圧の影響で、8日(土)を中心に大雨となり、多い所では12時間で80mm以上に達する見込みです。

すでに大雨の影響で洪水の被害の発生している地域があり、現地の気象当局は警報を発表するなどして、警戒を呼びかけています。

発達した低気圧が沿岸部を通過中のノルウェーは南寄りの強い風が吹いていて、沿岸部では平均で20m/s以上、瞬間的には30m/s超の暴風が吹き荒れています。風のピークは過ぎつつあるものの、8日(土)いっぱいは注意が必要です。
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また、低気圧に向かって南寄りの風が吹き込んだことで、ノルウェーの南部では季節外れの陽気になりました。首都オスロでは6日(木)の最高気温が14℃まで上昇し、17℃を上回った所もあります。平年よりも大幅に高く初夏のような気温です。

ただ、季節外れの暖かさは一時的で7日(金)には気温が低下。来週は最高気温が0℃前後の寒さを予想しています。寒暖の変化が非常に大きくなる見込みです。
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