1944年の昭和東南海地震から今日で80年

2024-12-07 13:50 ウェザーニュース

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1944年(昭和19年)12月7日に発生したM7.9の「昭和東南海地震」から今日でちょうど80年になりました。いわゆる“前回”の東南海地震です。

南海トラフではおよそ100〜150年に一度の間隔で巨大地震が発生を繰り返していて、遅かれ早かれ、またいずれ発生するものと考えられます。

前回の東海地震からはおよそ170年経過

南海トラフ巨大地震は、フィリピン海プレートが陸のプレートに沈み込んでいる南海トラフで発生する地震で、平均すると100~150年に1回の間隔で繰り返し起きています。南海トラフ地震は大きく3つの領域にわけて考えられ、それぞれが同時に活動することも、少し間を置いて活動することもあります。

前回の東南海地震は80年前の昭和東南海地震(M7.9)、南海地震はその2年後の昭和南海地震(M8.0)といわれます。また、東海地震の領域での前回の巨大地震は1854年の安政東海地震(M8.4)で、およそ170年が経過しています。
南海トラフ地震が発生する前には、プレートの移動により蓄積されたひずみによって、西日本で内陸地震が増えるという説があります。前回の南海トラフ地震(1944年と1946年)の発生前には、1925年の北但馬地震、1927年の北丹後地震、1943年の鳥取地震など大きな地震が相次ぎました。

近年でみると、1995年の兵庫県南部地震(M7.3 阪神淡路大震災)、2000年の鳥取県西部地震(M7.3)、2001年の芸予地震(M6.8)、2016年の熊本地震(M7.3)、2018年の大阪府北部地震(M6.1)、今年の能登半島地震(M7.6)などが発生していて、大きい目で見ると次なる南海トラフ地震に向けたひずみの蓄積を示すものといえそうです。

遅かれ早かれ起こるであろう南海トラフ巨大地震だけでなく、日本列島はいつどこで大きな地震が起きてもおかしくありません。いざという時に落ち着いて身を守れるよう、心構えや備えを再点検しておきましょう。

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