【台風10号襲来、遠隔豪雨で浸水】ウェザーニュース for businessで振り返る(8/26〜9/1)
当初予測から大きく西まわりに変化、対応も長期化
台風10号は、22日(木)3時、マリアナ諸島で熱帯低気圧から台風へと発達しました。上図左は、初回発表となった22日5時の台風進路予測(モデル比較)画面のキャプチャです。この時点では、WNI予測をはじめ、世界の多くの予測モデルが近畿方面への上陸を見込んでいました。
上図右は、その後30日(金)にかけて、毎日11時に更新したWNI台風情報の進路予測を、色別に描画したものです。24日(土)頃までは紀伊半島付近の上陸を予測していましたが、日を追うごとに西へ西へと、進路予測が変化していたことがわかります。
発生当初から発達が見込まれ、「強い」または「非常に強い」勢力で上陸する恐れがあったため、大雨に加えて暴風・停電対策を強化した企業様も多かったと思います。予測がどんどんと西へ変化することで、対応エリアが拡大、上陸タイミングも遅くなり、対応が長期化する形となりました。
また、上陸後も台風を移動させる風に乗ることができず、台風はノロノロと列島を横断、各地で雨が長引きました。
上図右は、その後30日(金)にかけて、毎日11時に更新したWNI台風情報の進路予測を、色別に描画したものです。24日(土)頃までは紀伊半島付近の上陸を予測していましたが、日を追うごとに西へ西へと、進路予測が変化していたことがわかります。
発生当初から発達が見込まれ、「強い」または「非常に強い」勢力で上陸する恐れがあったため、大雨に加えて暴風・停電対策を強化した企業様も多かったと思います。予測がどんどんと西へ変化することで、対応エリアが拡大、上陸タイミングも遅くなり、対応が長期化する形となりました。
また、上陸後も台風を移動させる風に乗ることができず、台風はノロノロと列島を横断、各地で雨が長引きました。
記録的な大雨、台風から離れた地域でも被害発生
ウェザーニュースfor businessでご提供中の「大雨リスク対策(今日明日の大雨閉店判断)」では、28日(水)9時の予測で、九州南部や四国、三重、静岡方面に、赤色の「警戒」レベルを発表していました(図上段右)。72時間先までの積算雨量予測が、浸水などの被害を及ぼすレベルである300ミリ以上を予測している場合、警戒の判定をしているものです。九州南部では広範囲で100年に1度レベルの500ミリ以上の雨量を予測、山間部の宮崎県児湯郡西米良村では710ミリを予測していました(図:上段左)。
実際の雨量は、各地で記録的な豪雨を観測し、河川の氾濫や大規模な浸水・冠水被害が発生しています。
» 九州の台風10号の影響
» 関東でも河川増水や冠水
» 北海道など北日本でも激しい雨に
実際の雨量は、各地で記録的な豪雨を観測し、河川の氾濫や大規模な浸水・冠水被害が発生しています。
» 九州の台風10号の影響
» 関東でも河川増水や冠水
» 北海道など北日本でも激しい雨に
線状降水帯アラーム・避難情報のPush通知を多数送信
ウェザーニュースfor businessのアプリ版では、お客様が登録している拠点の半径5km圏内に線状降水帯が解析された場合(WNIによる解析)に、「線状降水帯アラーム」を配信し、災害発生に警戒いただくよう注意喚起を行っています。また、Lアラートを通じて拠点の位置する市区町村に避難指示・緊急安全確保が発表された場合、「避難情報」として直ちに通知を実施しています(追加・解除も含む)。
26日から31日までの通知状況のグラフを見ると、台風によってもたらされた湿った空気の影響で、週はじめから線状降水帯が発生し、どちらのアラームも多数送信されていたことがわかります。特に線状降水帯アラームは、気象庁の解析よりも多くの事象を検知していました。
<気象庁発表の線状降水帯発生情報>
▼8月26日〜31日まで
8月26日00時20分 栃木県北部
8月27日19時50分 岩手県内陸
8月28日19時30分 種子島・屋久島地方
8月29日03時10分 宮崎県北部平野部、北部山沿い
8月29日05時10分 鹿児島県薩摩地方
8月29日06時30分 大分県中部、北部
8月29日16時20分 徳島県北部および香川県
8月29日20時20分 兵庫県南部
8月31日13時50分 三重県中部
「線状降水帯が発生→中小河川の急激な増水→避難指示・緊急安全確保の発表」という流れで経過することが多く、災害をもたらす危険な雨雲の情報をいかに早くキャッチするかが、スタッフやお客様の安全確保に重要と言えそうです。
26日から31日までの通知状況のグラフを見ると、台風によってもたらされた湿った空気の影響で、週はじめから線状降水帯が発生し、どちらのアラームも多数送信されていたことがわかります。特に線状降水帯アラームは、気象庁の解析よりも多くの事象を検知していました。
<気象庁発表の線状降水帯発生情報>
▼8月26日〜31日まで
8月26日00時20分 栃木県北部
8月27日19時50分 岩手県内陸
8月28日19時30分 種子島・屋久島地方
8月29日03時10分 宮崎県北部平野部、北部山沿い
8月29日05時10分 鹿児島県薩摩地方
8月29日06時30分 大分県中部、北部
8月29日16時20分 徳島県北部および香川県
8月29日20時20分 兵庫県南部
8月31日13時50分 三重県中部
「線状降水帯が発生→中小河川の急激な増水→避難指示・緊急安全確保の発表」という流れで経過することが多く、災害をもたらす危険な雨雲の情報をいかに早くキャッチするかが、スタッフやお客様の安全確保に重要と言えそうです。
お天気ニュース
各エリアの天気予報
アクセスランキング
アメダスランキング
気温
降水量
風
降雪量
湿度
順位
地点
観測値
警報・注意報の履歴
お天気ニュース
- 天気メニュー
- レーダーコンテンツ
- 防災・減災メニュー
- 自然・季節・レジャー情報
- 便利なメニュー



