インドで熱波がぶり返す
ニューデリーは約1か月連続で40℃超

上空1500m付近で＋27℃以上の非常に暖かな空気が中東からインド北部にかけて分布しています。ここ数日は暖気がインド北西部だけでなく北東部にまで広がり、熱波がぶり返している状況です。

ウッタル・プラデーシュ州のワーラーナシーでは10日(月)の最高気温が45.0℃と、10日ぶりに45℃に達しました。ニューデリーは5月末のピーク時に比べると若干、低い気温になっているものの、11日(火)は43.8℃を記録し、5月13日以降、約1か月連続で40℃以上です。

広範囲の熱波は少なくとも週末にかけて続く見通しです。

北東部では13日(木)頃に暑さのピークとなって、場所によっては50℃近い猛烈な暑さが予想されています。ニューデリーをはじめとした北西部は45℃前後の暑さが当面、継続する見込みです。

これまでの熱波ですでに多くの健康被害が出ていて、今後はさらに拡大する懸念があるため、インドの気象当局は熱波に関する警報を発表し、警戒を呼びかけています。
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