インド北西部で熱波続き50℃に迫る
東部にはサイクロン上陸か

インド北西部や国境を接するパキスタンは勢力の強い高気圧に覆われ、暖気の流れ込みやすい状況が続いています。

熱波は収まる気配がみられず、ニューデリーでは5月13日以降、12日連続して最高気温が40℃を超え、ラジャスタン州のファローディでは49.0℃を観測しました。ファローディは2016年の熱波で51℃を記録したことがあり過去最高ではないもの、かなりの暑さです。パキスタンでも都市移籍で知られるモヘンジョダロ周辺などで50℃前後まで上昇しています。

熱波の出口はまだ見られず、少なくとも来週前半にかけては50℃に迫るような暑さが続く見通しです。
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一方で、ベンガル湾では熱帯低気圧が発生していて、今後は急速に発達しながらインド東部からバングラデシュに近づく見通しです。

世界の熱帯低気圧を監視しているウェザーニューズのグローバルストームセンターによると、日本時間の25日(土)3時の時点で熱帯低気圧の中心気圧は996hPaと解析されています。今後は勢力を強め26日(日)15時には中心気圧が974hPa、最大風速30m/sに達する予想です。

26日(日)夜にはインド東部もしくはバングラデシュに上陸する可能性が高く、進路にあたる地域では暴風や大雨が予想されます。インドの気象当局はサイクロンによる影響に対して注意を呼びかけています。
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