二夜連続天体ショー
今夜は「レグルス食」 そして明日夜は全国で皆既月食!

2026-03-02 07:00 ウェザーニュース

シェアする
x_shareline_share
copy_share
シェアする
x_shareline_share
copy_share
今夜は満月目前の丸い月の後ろ側をしし座の一等星レグルスが通過する「レグルス食」が日本で起こります。レグルスが最大で1時間強、月の後ろに隠れて見えなくなるため、その時間の前後が観察チャンスです。

そして、明日3日(火)夜は満月が地球の影に入る「皆既月食」が全国で起こります。皆既月食は今回見逃すと次回は3年後の2029年です。

気になる両夜の天気を解説します。
2026年3月の天体イベントまとめ

レグルスが見えなくなる 出入のタイミングが観測チャンス

今日3月2日(月)の夜は、しし座の1等星レグルスが月に隠される星食「レグルス食」が起こります。今年は日本で3回もレグルス食が起こり、今日は2回目です。

月の暗い縁からレグルスが隠されて、明るい縁から出現します。レグルスが潜入・出現する時刻や月の縁の位置は、観測場所によって異なります。

■レグルス食の時刻(潜入開始・出現終了)
札幌  20時24分頃 21時38分頃
仙台  20時27分頃 21時38分頃
東京  20時31分頃 21時35分頃
大阪  20時29分頃 21時23分頃
福岡  20時29分頃 21時07分頃
鹿児島 20時43分頃 20時55分頃
今回は日本の広範囲で見ることができます。九州の南端部より南の地域では見ることはできませんが、月のすぐそばをレグルスが通過するので注目です。

月は満月直前で大変明るいため、目がくらんで肉眼で見るのは難しく、双眼鏡や天体望遠鏡でも見づらいかもしれません。空が暗くなって星が見えはじめたら、早めにレグルスの位置をご確認ください。

レグルス食の瞬間を見るのが難しい場合は、隠れる前や後に月とレグルスが大接近している様子をお楽しみください。

気になる今夜の天気は?

低気圧が東シナ海から九州に接近し、今夜は西日本で雨の降るところが多い予想です。雨が降りだす前の東日本にも厚い雲が広がるため、明るい月が見えることはあるかもしれませんがレグルス食を堪能するのは難しそうです。北海道も気圧の谷の影響を受けて低い雲が広がり、雪の降るところがある予想です。

東北北部はそれぞれの影響を受けにくいため観測のチャンスとなりますが、遅い時間ほど上空の薄雲が増えてきそうです。
この先の「雲量」予想マップ

あす夜は全国で皆既月食!

そして明日3月3日(火)の夜は、全国で「皆既月食」が起こります。今回は日本から見やすい時間帯に起こるため期待です。

皆既月食は、満月が地球の影になる空間を通過するときに光が失われ赤銅色になる現象で、全国どこでも同じタイミングで起こります。

今回見逃すと次回の皆既月食は3年後の2029年です。
皆既月食 特設サイト

いつ起こる? 時間帯は全国共通

満月は明日3日(火)の日の入りの頃に東の空に昇ってきます。月の出の時刻は全国で差がありますが、月食が始まるのは18時49分からで共通です。

▼月食の時刻(全国共通)
部分食の始まり 3日(火) 18時49.8分
皆既食の始まり 3日(火) 20時04.0分
皆既食の最大  3日(火) 20時33.7分
皆既食の終わり 3日(火) 21時03.4分
部分食の終わり 3日(火) 22時17.6分

今回の皆既月食では、皆既食は約1時間にわたって継続します。部分食の始まりから終わりまでの全行程は3時間半に及びます。
月食の現象が起こるタイミングは全国共通ですが、その時間帯の月の見える位置は地域によって差があります。

今回の月食は食の始まりは空の低いところで始まりますが、皆既食が始まる頃にはだんだんと空の高いところに移っていきます。西日本ほど月の出が遅いので、部分食の始めから全行程を見たい場合はなるべく東側の空が開けた場所からお楽しみください。
月の出の時刻を確認

気になる明日3日(火)夜の天気は?

今夜接近してくる低気圧が明日は本州の南に進みます。東日本を中心に雨が降り、北日本の太平洋側や関東〜近畿にかけての各地は月食を見るのは難しい天気となりそうです。

西日本では翌日にかけてゆっくりと天気は回復傾向で、回復の早い九州南部では月食が見られる可能性が高くなってきました。雲は多めながら、国内では最も観測しやすいエリアとなりそうです。

その他の西日本も雲のすきまから月の見えるタイミングがあるかもしれません。低気圧から遠い北日本の日本海側でも、一部で雲の薄いエリアができる可能性があります。

沖縄周辺も雲が多いものの、奄美などでは雲のすきまが増える可能性があります。諦めずに夜空を見上げてみてください。
今日・明日〜2週間先までの週間天気予報今日・明日〜2週間先までの週間天気予報
この先の「雲量」予想マップ
PCで数値予報モデルを見る「ウェザーニュースPro」

特設ライブカメラも公開予定


ウェザーニュースでは月食の様子を特設ライブカメラで生中継し、YouTubeでライブ配信する予定です。特別番組もオンエア予定ですので、ウェザーニュースのチャンネルをチェックしてみてください。
YouTube ウェザーニュースチャンネル
X(旧Twitter) @wni_jp

次に皆既月食が起こるのは3年後の2029年1月1日です。しばらく期間が空きますので、今回の皆既月食が見られるとことを期待しましょう。
初詣・初日の出情報

月食と日食の違い

月食は夜間に満月が一時的に暗くなる現象、日食は日中に太陽が一時的に見えなくなる現象です。

月食のしくみは、地球の影になっている空間を月が通過し、月の表面に太陽光がほとんど届かなくなることで起こります。満月の日、太陽—地球—月の位置関係の時に起こります。月が部分的に暗くなる部分月食と、完全に暗くなる皆既月食があります。

日食のしくみは、地球から見たときの太陽の前を月が横切って、月で太陽が隠されることで起こります。新月の日、太陽—月—地球の位置関係の時に起こります。太陽が部分的に見えなくなる部分日食と、完全に見えなくなる皆既日食、リング状に中心部が見えなくなる金環日食があります。

月食と日食 どちらの方が珍しい?

月食と日食のどちらが珍しいかというと、一方を挙げることはできません。頻度は日食のほうが多くなりますが、1回の日食が見られる範囲は地球上でも限られた地域となり、特に皆既日食はごく限られた地域でしか見られません。

一方、月食が起こる頻度は日食よりも少ないものの、1回起これば夜の地域ではどこでもその様子を観察することができます。

現象の継続時間も月食のほうが長い場合がほとんどです。

一生のうちで遭遇する回数は月食のほうが圧倒的に多くなりそうです。

月食の欠け方と、普段の月の満ち欠け

月は1か月弱の周期で満ち欠けを繰り返していますが、月食との違いを見分ける方法はあるでしょうか。

月食は満月の時にしか起こらない現象です。皆既月食の日もまずは部分食から始まります。部分食が始まると、普段の月の満ち欠けとは違って、月が細くなっていくのではなく一端からかじられたように暗くなっていきます。欠けた部分の弦の曲線が逆なのがわかります(写真)。欠け方が半分以上になると、普段の満ち欠けと弦の向きは同じになりますが、皆既食の直前には光っている弧そのものが小さくなっていきます。
皆既食が終わったあとの部分食も、これと逆順で同様の変化を辿ります。

また、普段の満ち欠けと比較すると、弦の部分の明暗の境界線がいくぶんぼんやりと見えるはずです。実は、明確な暗い部分よりも外側の領域も若干暗くなっていて、半影(はんえい)と呼ばれます。
ウェザーニュース 星空Ch.
お天気ニュース記事をアプリで見るお天気ニュース記事一覧

参考
国立天文台「ほしぞら情報」、アストロアーツ「星空ガイド」
シェアする
x_shareline_share
copy_share

お天気ニュース

各エリアの天気予報

アクセスランキング

アメダスランキング

気温

降水量

降雪量

湿度

  • 順位

    地点

    観測値

    ()

    ()

    ()

    ()

    ()

    ()

警報・注意報の履歴

お天気ニュース

ウェザーニュース公式SNS
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_facebook.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_x.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_line.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_youtube.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_insta.webp
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_tiktok.svg