コーヒー比較検証! ペーパードリップのお湯を注ぐ「回数」「場所」で味はどう変わる?
抽出の前に「湯煎」「蒸らし」を必ず行うことも大事
ペーパードリップでお湯を注ぐ前に注意するべきポイントがあれば、教えてください。
「ドリッパーとサーバー、カップをあらかじめ『湯煎(ゆせん)』して温めておくことが大事ですので、必ず行ってください。
ドリッパーとサーバーの湯煎は、ペーパーフィルターを湯通しして湿らせる『ペーパーリンス』で行います。抽出した跡のコーヒーが冷めるのを防ぎ、淹れたときに“飲み頃”の温度になるからです。ペーパーリンスには、紙の匂いを取り除く効果もあります。
ペーパーリンスの後のフィルターはコーヒー粉が付着しやすいので、丁寧に入れていきます。注いだお湯が全体にむらなく行きわたるよう、表面を平らにならしてください。
「ドリッパーとサーバー、カップをあらかじめ『湯煎(ゆせん)』して温めておくことが大事ですので、必ず行ってください。
ドリッパーとサーバーの湯煎は、ペーパーフィルターを湯通しして湿らせる『ペーパーリンス』で行います。抽出した跡のコーヒーが冷めるのを防ぎ、淹れたときに“飲み頃”の温度になるからです。ペーパーリンスには、紙の匂いを取り除く効果もあります。
ペーパーリンスの後のフィルターはコーヒー粉が付着しやすいので、丁寧に入れていきます。注いだお湯が全体にむらなく行きわたるよう、表面を平らにならしてください。
「一投式と三投式」「中心と全体」それぞれの注ぎ方で検証
今回の検証は、どのようなパターンで行ったのでしょうか。
「【一投式×中心のみにお湯を注ぐ】【一投式×全体に注ぐ】【三投式×中心のみ】【三投式×全体】の4パターンで、コーヒーを抽出してみました。
抽出レシピは、挽目が中細挽き、粉量12g、加水量160ml、湯温92℃で統一しました」(UCC)
一般的には、どのパターンが多いのでしょうか。
「注ぎ方についてのアンケート調査では、全体にお湯がかかるように注ぐが57%、中心のみに注ぐが26%でした」(UCC)
「【一投式×中心のみにお湯を注ぐ】【一投式×全体に注ぐ】【三投式×中心のみ】【三投式×全体】の4パターンで、コーヒーを抽出してみました。
抽出レシピは、挽目が中細挽き、粉量12g、加水量160ml、湯温92℃で統一しました」(UCC)
一般的には、どのパターンが多いのでしょうか。
「注ぎ方についてのアンケート調査では、全体にお湯がかかるように注ぐが57%、中心のみに注ぐが26%でした」(UCC)
お湯を注いだ際、それぞれどんな「特徴」が生じましたか。
「【一投式×中心のみ】は、湯を注いだ粉がきれいに膨らんでいき、お湯の出る量と入る量がちょうど同じぐらいの“抜け”が速い印象でした。
【一投式×全体】は、お湯を回転するようにかけていきました。粉から泡がたくさん出てきて、攪拌(かくはん)されるためか、お湯が落ちるのがゆっくり、2分ほどかかりました。
【三投式×中心のみ】は、周りの粉にはあまり変化がなく、一投式に比べてさらにお湯の抜けが速く感じられました。
【三投式×全体】は、お湯を粉の外側に注ぎすぎるとフィルターに直接かかり、味に悪影響を与えますので注意が要りました。
1投目は濃い色の泡、2投目から白っぽくクリーム色に変わっていき、泡がしっかり残っていました。抽出後のくぼみが他の3パターンに比べて大きく、“ペタン”とした印象でした
「【一投式×中心のみ】は、湯を注いだ粉がきれいに膨らんでいき、お湯の出る量と入る量がちょうど同じぐらいの“抜け”が速い印象でした。
【一投式×全体】は、お湯を回転するようにかけていきました。粉から泡がたくさん出てきて、攪拌(かくはん)されるためか、お湯が落ちるのがゆっくり、2分ほどかかりました。
【三投式×中心のみ】は、周りの粉にはあまり変化がなく、一投式に比べてさらにお湯の抜けが速く感じられました。
【三投式×全体】は、お湯を粉の外側に注ぎすぎるとフィルターに直接かかり、味に悪影響を与えますので注意が要りました。
1投目は濃い色の泡、2投目から白っぽくクリーム色に変わっていき、泡がしっかり残っていました。抽出後のくぼみが他の3パターンに比べて大きく、“ペタン”とした印象でした
お湯を注ぐ回数と場所で味はどう変わった?
お湯を注ぐ回数と場所で、抽出後のコーヒーに違いは生じたのでしょうか。
「データ面からみると、TDS(総融解固形物、液体に溶け込んだ物質の濃度を示す)値に、大きな差が認められました。
【一投式×中心のみ】が1.46、【一投式×全体】が1.65、【三投式×中心のみ】が1.53、【三投式×全体】が1.75。TDS値が高いほど“濃い”コーヒーとされています」(UCC)
「データ面からみると、TDS(総融解固形物、液体に溶け込んだ物質の濃度を示す)値に、大きな差が認められました。
【一投式×中心のみ】が1.46、【一投式×全体】が1.65、【三投式×中心のみ】が1.53、【三投式×全体】が1.75。TDS値が高いほど“濃い”コーヒーとされています」(UCC)
実際に飲んだときの味わいの違いはどうでしたか。
「TDS値の低い順から飲み比べてみました。
【一投式×中心のみ】は、すっきりとした軽やかな味わいで、余韻が短い味わいでした。中心の注ぐことで攪拌されなかったためでしょう。
【三投式×中心のみ】は、より後味がきれいで余韻が長め、まろやかな味わいでした。
【一投式×全体】は、重たい感じがして、雑な味が顔を出したような味わいでしたが、キレがあるともいえました。攪拌が続くために粉が下に落ちて、抽出後半の味が強めに出たようです。
【三投式×全体】は、コクと苦みがあって嫌な味はしませんでした。濃さが強めなのでチョコレートケーキなど濃い味の、一緒に楽しむ食べ物が必要な味わいでした。お湯を全体に注ぐことで攪拌され、しっかり味も出て濃度感が強くなっています。
【三投式×全体】の後に改めて【一投式×中心のみ】を飲み比べてみると極めて対照的で、物足りない、成分が少ない感じでしたが、爽やかですっきりした味わいともいえました。
結論は『注ぎ方を変えるだけで、味わいに大きな違いが生まれた』ことになります」(UCC)
注ぎ方を違えて味や濃さの変化を試して好みのパターンを見付け、寒い日の温かなコーヒーの味わいをより一層楽しんでみてはいかがでしょうか。
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「TDS値の低い順から飲み比べてみました。
【一投式×中心のみ】は、すっきりとした軽やかな味わいで、余韻が短い味わいでした。中心の注ぐことで攪拌されなかったためでしょう。
【三投式×中心のみ】は、より後味がきれいで余韻が長め、まろやかな味わいでした。
【一投式×全体】は、重たい感じがして、雑な味が顔を出したような味わいでしたが、キレがあるともいえました。攪拌が続くために粉が下に落ちて、抽出後半の味が強めに出たようです。
【三投式×全体】は、コクと苦みがあって嫌な味はしませんでした。濃さが強めなのでチョコレートケーキなど濃い味の、一緒に楽しむ食べ物が必要な味わいでした。お湯を全体に注ぐことで攪拌され、しっかり味も出て濃度感が強くなっています。
【三投式×全体】の後に改めて【一投式×中心のみ】を飲み比べてみると極めて対照的で、物足りない、成分が少ない感じでしたが、爽やかですっきりした味わいともいえました。
結論は『注ぎ方を変えるだけで、味わいに大きな違いが生まれた』ことになります」(UCC)
注ぎ方を違えて味や濃さの変化を試して好みのパターンを見付け、寒い日の温かなコーヒーの味わいをより一層楽しんでみてはいかがでしょうか。
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