週刊地震情報 2026.1.11
島根・鳥取で震度5強の地震 東北から九州で震度3以上が多発

2026-01-11 10:51 ウェザーニュース

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この1週間に国内で観測された有感地震の回数は、前週に比べると大幅に増加しています。島根県東部の地震活動に加え、東北や関東でも多くの地震が起きました。震度3以上の地震は17回発生しています。(1月5日〜11日10時の集計)

国内:島根県東部でM6.4 最大震度は5強

島根県東部の地震
6日(火)10時18分頃、島根県東部を震源とするマグニチュード6.4、深さ11kmと推定される地震が発生しました。この地震で島根県松江市、安来市、鳥取県境港市、日野町、江府町で最大震度5強を観測。九州北部から近畿にかけての広範囲で震度3以上の揺れを観測しています。

島根県で震度5強以上は2018年4月9日以来、鳥取県で震度5強以上は2016年10月21日以来で、地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。

島根県東部を震源とする地震で震度5強以上を観測する地震は、気象庁の記録が残る1919年以降では初めてです。

山陰ではM6〜7クラスの地震がしばしば発生

山陰地方の大きな地震
今回の地震は山陰地方に多く分布する活断層の活動に伴う地震とみられます。

同じようなタイプの地震はしばしば起きていて、最近では2018年に島根県西部でマグニチュード6.1・最大震度5強、2016年には鳥取県中部でマグニチュード6.6・最大震度6弱の地震がありました。

さらに前の2000年には今回の震源の少し東側で、マグニチュード7.3・最大震度6強の「平成12年(2000年)鳥取県西部地震」があり、1943年にはマグニチュード7.2のいわゆる鳥取地震が発生し、大きな被害をもたらしています。

発生から5日が経過し、地震活動は少しずつ落ち着いてはきていますが、もうしばらくは強い揺れに対して注意が必要です。

国内:千葉県東方沖の地震で最大震度4

千葉県東方沖
9日(金)20時07分頃、千葉県東方沖を震源とするマグニチュード4.6、深さ30kmと推定される地震が発生しました。この地震で千葉県大網白里市で最大震度4、茂原市、東金市、山武市、市原市、千葉市若葉区、茨城県稲敷市などで震度3を観測しています。

千葉県東方沖を震源とする震度4以上の地震は2024年7月以来、約1年半ぶりです。地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

今回の震源付近では1987年にマグニチュード6.7、最大震度5(当時の震度階級)を観測する地震が起きました。それ以外にも九十九里浜の沖合の近い所でマグニチュード6クラスの地震がしばしば発生しており、強い揺れとなりやすい領域です。

国内:秋田県で立て続けに地震

秋田県内陸北部の地震
9日(金)18時56分頃、秋田県内陸北部を震源とするマグニチュード4.3、深さ7kmと推定される地震が発生しました。この地震で秋田県鹿角市で最大震度4を観測しています。

秋田県内陸北部を震源とする地震で震度4以上を観測するのは2011年4月以来、約15年ぶりです。地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

この地震の5分前にはマグニチュード3.2で最大震度3の地震、20時台にも震度3と4の地震が発生するなど、短時間で強い揺れが相次ぎました。

今回の震源の南側には花輪東断層帯がのびていて、地震のメカニズムはこの断層帯で想定される活動と似通っています。政府の地震調査研究推進本部では、花輪東断層帯で今後30年以内にマグニチュード7.0程度の地震が起きる確率を、0.6〜1%程度としています。これは全国の活断層の中ではやや高いグループに属する数字です。

世界:フィリピンでM6.4の地震

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。最も大きな地震はフィリピンの沖とインドネシアの沖で発生したマグニチュード6.4です。

日本時間の7日(水)昼に、フィリピン・ミンダナオ島の沖を震源とするマグニチュード6.4、深さ約35kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

フィリピンのルソン島やミンダナオ島の東岸では、フィリピン海プレートが陸のプレートに沈み込んでいて、プレート境界型の地震がしばしば起きています。

昨年10月には今回とほぼ同じ震源でマグニチュード7.4の地震があり、沿岸部では強い揺れに見舞われ、微弱ながらも津波が発生しました、

出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
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