九州北部の各地で初雪を観測（福岡、佐賀、長崎、熊本、大分）

冬型の気圧配置が急速に強まっていて、降水があれば平地でも雪になる目安とされる上空約1,500mで−6℃以下の寒気が西日本のほぼ全域を覆ってきました。この寒気の影響で雨が雪に変わったところが多くなっています。

東京・大阪を除く気象台では現在は雪の目視観測は行っておらず、測器による自動観測（気温・湿度・感雨による自動判定）です。同じ気温でも湿度が低いほど雪になるという法則から判定されています。
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▼初雪の観測　12月25日(木)
福岡管区気象台
平年より9日遅く、昨年より3日遅い
長崎地方気象台
平年より14日遅く、昨年より6日遅い

▼初雪の観測　12月26日(金)
熊本地方気象台
平年より10日遅く、昨年より7日遅い
佐賀地方気象台
平年より15日遅く、昨年より12日遅い
大分地方気象台
平年より16日遅く、昨年の冬より12日早い

自動観測は連続的に観測が可能な一方で、初雪は目視観測よりも早い時期に記録される傾向があります。

なお、初雪の発表には「みぞれ（雪まじりに降る雨）」も含まれます。
寒気の流れ込み予想
全国のアメダス観測値・ランキング

多くの方が仕事納めとなる26日(金)が強い寒気の南下のピークとなります。日本海側の地域を中心に発達した雪雲が流れ込み、大雪となるおそれがあります。風も強く吹くため、暴風や猛吹雪にも警戒が必要です。

雪の降る地域では、一部では今季初めての本格的な積雪となる所もあり、気温も低いため積雪や路面凍結の影響が心配です。週明けにかけて、特に気温の低い朝の通勤・通学時間帯はスリップ事故や転倒等に十分注意してください。

東日本や西日本の山地でも、車で遠出する場合などは、スタッドレスタイヤ・雪用ワイパー・解氷スプレー等の準備をするようにしてください。季節はじめの雪では事故が発生しやすくなります。運転はいつも以上に慎重にお願いします。
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