明日は上空に強い寒気が南下 仕事納めは日本海側で大雪や吹雪に警戒を

2025-12-25 11:19 ウェザーニュース

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多くの企業が仕事納めとなる明日26日(金)は冬型の気圧配置となり、日本列島の上空に強い寒気が南下する見込みです。日本海側の各地で雪と風が強まり、大雪や吹雪となるおそれがあります。関東など太平洋側でもにわか雨や雪の可能性があります。
大雪ピンポイント影響予測(要ログイン)

強い寒気やJPCZによる雪雲

今夜から明日26日(金)にかけて日本付近は冬型の気圧配置が強まります。

日本海には異なる方向の風の衝突によって「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」と呼ばれる発達した帯状の雪雲が形成され、山陰から北陸付近を指向します。

明日の朝には平地で雪を降らせる上空約1,500mで-6℃以下の寒気が西日本や北陸から北日本を広く覆います。平地でも雪が積もるような-9℃の寒気が九州や四国まで南下する予想です。
寒気の流れ込み予想

西日本は平野部でも雪の予想

このため明日は、北海道から山陰にかけての日本海側では広い範囲で雪が降る予想です。北日本の日本海側や北陸、近畿北部から山陰では平野部でも雪が積もり、大雪のおそれがあります。九州北部の平地でも雪になるところがある見込みです。

大気の状態が非常に不安定になるため、発達した強い雪雲の流れ込みにより短時間で積雪が急増するおそれがあります。雷や突風、アラレにも注意が必要です。風も強まるため、暴風雪による視界不良にも警戒が必要です。

帰省の足に影響の出る心配もあり、最新の交通情報などに注意をしてください。
雨雪レーダー雨雪レーダー

太平洋側もにわか雪の可能性

太平洋側は日差しの届くところが多いものの、日本海側から雪雲が流れ込むところもある見込みです。

東海や京阪神から瀬戸内海周辺や北日本太平洋側を中心に、にわか雪や雨の可能性があります。屋外では空の変化にお気をつけください。

太平洋側でも気温はそれほど上がらず、特に西日本は厳しい寒さになりそうです。
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