H3ロケット8号機が打上げ　冬至の青空に白い航跡

今日12月22日(月)午前、鹿児島県の種子島宇宙センターから、準天頂衛星システム「みちびき5号機」を搭載したH3ロケット8号機が打上げられました。

今回はH3ロケット7回目の打ち上げです。JAXAによると、2段目エンジンの2回目の燃焼が早期に燃焼終了したとされ、状況を確認しているとのことです。その後の発表で、衛星の予定軌道への投入は達成されず、打ち上げは失敗となりました。
H3ロケットの打ち上げ投稿写真をマップで見る H3ロケットの打ち上げ投稿写真をマップで見る

天気は問題なし

H3ロケットは、H-IIAロケット／H-IIBロケットの後継としてJAXAと三菱重工が開発した国産の大型ロケットで、今回が7回目の打ち上げです。試験機2号機から前回の打ち上げまで5回連続で打ち上げに成功していました。

8号機の打ち上げは2度の延期があり、12月17日には打ち上げ直前で中止となっていました。今日10時51分すぎの打上げ時は大陸から張り出す高気圧に覆われて天気が回復し、青空のもとで宇宙へと飛び立ちました。