ホワイトクリスマスは欧米もエリア限定　寒気が南下せず

ヨーロッパは24日(水)の夜から25日(木)朝にかけて寒気の南下が予想されていません。上空5500m付近で−30℃以下の寒気は北欧付近に留まります。

地中海付近を低気圧が進むため、フランス南部やイタリアなどで降水があるとみられますが、平地ではほとんどが雨になる見通しです。雪になる可能性が高いのはアルプスなどの山間部や、北からの冷たい風が吹き込むハンガリーやクロアチア周辺など狭い範囲になると予想されます。

ロシア西部は低気圧が通過するためモスクワなどで雪になる見通しです。

北アメリカは東海岸と西海岸にそれぞれ低気圧が進む予想となっています。東海岸には寒気が流れ込んで、上空5500m付近で−30℃以下の寒気はニューヨークの北まで南下する見込みです。

低気圧が離れていくため、ニューヨークの雪は24日(水)夜までに収まるとみられ、ホワイトクリスマスになる可能性は低めと見られます。西海岸は寒気が弱いため平野部では雨が主体で、雪になるのは山間部が中心です。より気温が低いカナダでは広い範囲で雪が予想されます。

今年のクリスマスは日本に加え、欧米でも寒気の影響が小さく、雪の降る所は少なくなりそうです。
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