週刊地震情報 2025.12.14
青森県東方沖で今年最大規模の地震 最大震度6強
国内:青森県八戸市で震度6強 今年最も強い揺れ
8日(月)23時15分頃、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5、深さが54kmと推定される地震が発生しました。この地震で青森県八戸市で最大震度6強、おいらせ町と階上町で震度6弱を観測しています。
国内で震度6強以上の揺れを観測する地震は2024年1月1日の能登半島地震(最大震度7)以来、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7以上の地震は1968年以来、57年ぶりです。
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震と解析されています。
この地震で津波警報が発表され、岩手県久慈港では0.7mの津波を観測しました。
国内で震度6強以上の揺れを観測する地震は2024年1月1日の能登半島地震(最大震度7)以来、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7以上の地震は1968年以来、57年ぶりです。
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震と解析されています。
この地震で津波警報が発表され、岩手県久慈港では0.7mの津波を観測しました。
初の北海道・三陸沖後発地震注意情報
日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の想定震源域に影響を与える場所が震源で、規模が基準を満たしたため、気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。発表されるのは今回が初めてです。
日本海溝・千島海溝沿いでは2011年に三陸沖でMw7.3の地震が発生した2日後にMw9.0の巨大な地震(東北地方太平洋沖地震)が発生したことや、1963年に択捉島南東沖でMw7.0の地震が発生した18時間後にMw8.5の地震が発生した事例があります。
この情報は後発地震が実際に発生する確率は低いものの、巨大地震が発生した際の甚大な被害を少しでも軽減するために、新たな大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっていることを知らせるものです。
日本海溝・千島海溝沿いでは2011年に三陸沖でMw7.3の地震が発生した2日後にMw9.0の巨大な地震(東北地方太平洋沖地震)が発生したことや、1963年に択捉島南東沖でMw7.0の地震が発生した18時間後にMw8.5の地震が発生した事例があります。
この情報は後発地震が実際に発生する確率は低いものの、巨大地震が発生した際の甚大な被害を少しでも軽減するために、新たな大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっていることを知らせるものです。
後発地震はないもののM6超の地震頻発
国内:関東で最大震度4 地震の巣で発生
12日(金)19時05分頃、茨城県南部を震源とするマグニチュード4.9、深さ52kmの地震が発生しました。この地震で茨城県石岡市、笠間市、筑西市、坂東市、城里町、栃木県真岡市、埼玉県春日部市、千葉県野田市で最大震度4、関東の広い範囲で震度3を観測しています。
茨城県南部を震源とする最大震度4以上の地震は地震は9月5日以来、約3か月ぶりです。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
茨城県南部の深さ50km付近は関東でも地震活動が活発ないわゆる「地震の巣」と呼ばれるような領域です。2024年3月にはマグニチュード5.3、最大震度5弱の地震も起きました。
茨城県南部を震源とする最大震度4以上の地震は地震は9月5日以来、約3か月ぶりです。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
茨城県南部の深さ50km付近は関東でも地震活動が活発ないわゆる「地震の巣」と呼ばれるような領域です。2024年3月にはマグニチュード5.3、最大震度5弱の地震も起きました。
世界:コロンビアでM5.5の深発地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は3回発生しました。3回の地震はすべて前述の青森県東方沖を震源とする地震です。
今回は南米コロンビアの地震に注目します。日本時間の10日(水)17時27分頃、コロンビア北部を震源とするマグニチュード5.5、深さ141kmと推定する地震が発生しました。
震源が深かった上に地震の規模がそれほど大きくなかったため、揺れによる影響は出ていません。地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、横ずれ成分を含んでいます。
コロンビアは南米プレート、ナスカプレート、カリブプレートの3つのプレートの境界付近に位置し、海岸から少し離れた領域では今回のような深発地震がしばしば起きています。
少し南の領域では2012年にマグニチュード7.3が発生しており、今回の震源近くでも1967年にマグニチュード6.8の記録があります。
今回は南米コロンビアの地震に注目します。日本時間の10日(水)17時27分頃、コロンビア北部を震源とするマグニチュード5.5、深さ141kmと推定する地震が発生しました。
震源が深かった上に地震の規模がそれほど大きくなかったため、揺れによる影響は出ていません。地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、横ずれ成分を含んでいます。
コロンビアは南米プレート、ナスカプレート、カリブプレートの3つのプレートの境界付近に位置し、海岸から少し離れた領域では今回のような深発地震がしばしば起きています。
少し南の領域では2012年にマグニチュード7.3が発生しており、今回の震源近くでも1967年にマグニチュード6.8の記録があります。
出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
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