北海道は50cm以上の積雪増加か　明日の北日本は荒天に警戒

明日は北日本の太平洋側を低気圧が急発達しながら北上。別の低気圧が日本海をゆっくりと進みます。

低気圧の影響で東北では朝から雪や雨の降る所が多くなります。東北北部の内陸部では朝まで雪で、山形市や盛岡市などの市街地でも一気に積もるほどの強い降り方になる見込みです。早い時間帯は路面状況の悪化に注意をしてください。

午後になると北海道で雪の範囲が拡大し、ほぼ全域で雪が強まります。中でも低気圧に近い道東では多い所で1時間に5〜10cmの激しい降りとなる予想です。
雨雪レーダー雨雪レーダー

道東の太平洋側では15日(月)の未明まで、オホーツク海側では昼頃まで強い雪が続いて、短期間で一気に積雪が増加します。

15日(月)朝までの24時間の積雪増加量は道東の広い範囲で30cm以上、山沿いの地域では50cm以上に達する予想です。そのほかの各地でも20cm前後の雪が積もるとみられます。

湿った重たい雪となるため着雪しやすく、倒木などにより交通機関に影響が出たり、停電が発生することが考えられます。除雪が追いつかないような積雪の増え方で路面状況が悪化し、強い雪で視界も悪いため、車での移動も危険です。
大雪ピンポイント影響予測（要ログイン）

明日14日(日)朝の時点で1000hPaと予想される低気圧の中心気圧は、15日(月)朝には976hPaと急速に発達します。

低気圧の発達に伴って風も強まり、明日夜の風の分布を見ると、北日本から北陸の沿岸部を中心に平均で20m/s以上の強風となる見込みです。瞬間的には30〜40m/sの暴風のおそれがあり、雪が降る地域では猛吹雪となります。

雪や雨、風のピークのタイミングは外出が危険な状態になるとみられます。事前に十分な備えを行い、外出は最小限に留めるようにしてください。
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