気象庁1か月予報
12月中は気温やや高めか　年末は西日本に寒気

オホーツク海北部で低気圧が発達しやすくなる一方で、日本の南に高気圧が張り出す傾向になるとみられます。冬型の気圧配置は続きにくく、寒気の南下は限定的です。

西日本や北日本は寒気の影響が小さく、1か月の平均気温は沖縄や奄美、九州、北日本で平年よりも高く、中国や四国、近畿、北陸で平年並みか高い予想となっています。東海と関東は他の地域に比べると暖かな空気の流入が弱く、平年並みの予想です。
この先10日間の服装予報

この先1か月の気温傾向を見ると、全国的に平年に比べると少し高い期間が多くなる予想です。

現在、日本付近に流れ込んでいるような強い寒気の南下はしばらくなさそうで、特に12月中頃は一時的に暖かな空気が優勢になるタイミングがあり、北日本や東日本では高温傾向にブレる可能性があります。

年末になると東日本や西日本で平年並みに戻る見通しです。西日本を中心に寒気が流れ込みやすくなって、寒い年越しになるとみられます。

冬型の気圧配置は続かないものの、短い周期で低気圧や前線が通過するため、北日本と北陸の降水量は平年並みの予想となっています。気温が高いため雪になりにくく、降雪量は平年に比べると少なくなりそうです。

関東以西は晴れる日が多く、降水量は平年並みか少なくなるとみられます。太平洋側の地域は元々の降水量が少ない時期であるため、空気が乾燥しやすくなる見込みです。

長期間、空気の乾いた状態が続くことで、火災の燃え広がるリスクが高くなりますので、火の取り扱いには十分注意をしてください。
乾燥指数 空気中の水分量の予想
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