山の天気傾向
今年最後の三連休は登山日和のところが多い

2025-11-21 08:29 ウェザーニュース

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今年最後の三連休となる11月22日(土)、23日(日)、24日(月)の山の天気傾向です。登山前には必ず最新の情報をご確認ください。
ウェザーニュース 山の天気予報

【東北】南部ほど登山日和に

東北の人気ランキングと山頂の天気
■22日(土)
北日本を中心とした冬型の気圧配置が次第に緩み、移動性高気圧が東日本付近に進みます。

日本海側の山域や奥羽山脈では曇りや霧となり、午前中は雪の舞う所もある見込みです。また、稜線では強風にも注意が必要です。

午後は次第に回復傾向となって、昼過ぎからは晴れ間の出る山域も。なお、東北地方の山沿いでは前日からの雪が積もっている可能性があり、登山口へ車でアクセスされる際はご注意ください。

■23日(日)
本州東海上に中心を持つ高気圧に覆われます。ただ、秋田から青森付近には局地的な前線が停滞するため、東北北部の山域ではぐずついた天気となり、白神山地や岩木山などでは本降りの雨(山頂付近は雪)の可能性があります。

前線の影響を受けにくい東北南部の山域では、薄雲の広がることもありますが大きな天気の崩れはなく、登山日和となる見込みです。

■24日(月)
高気圧は日本のはるか東海上に離れ、局地的な前線や湿った空気の影響を受けます。

東北北部は引き続き曇りや雨のぐずついた天気となり、標高の高い所(概ね1500m以上)では雪も混じる予想です。

南部の山域では福島県を中心に晴れ間も期待できますが、山形県周辺では雲が広がりやすく、雨の降る可能性もあります。
※日本海側を中心に、雪のある山がほとんどです。雪山の装備が必要となります。
山の天気予報(東北)

【東日本(太平洋側)】概ね晴れて登山日和

関東の人気ランキングと山頂の天気
■22日(土)
高気圧に覆われ、概ね晴れるでしょう。午後は富士山や丹沢、箱根周辺で雲が多くなる可能性がありますが、大きな天気の崩れはない見込みです。空気が澄み、冬のような眺望が期待できるでしょう。朝晩は冷え込むため調節しやすい服装がおすすめです。

■23日(日)
引き続き高気圧に覆われ、晴れる所が多いでしょう。ただし、気圧の谷の影響で関東地方や東海東部では雲の広がる所もあるでしょう。その他の地域では薄雲の広がることもありますが大きな天気の崩れはなく、登山日和となる見込みです。

■24日(月)
高気圧の勢力圏内となり、晴れる所が多いでしょう。房総沖を低気圧が北上しますが、千葉県や茨城県を除いて大きな影響はない見込みです。一時的に薄雲の広がることもありますが大きな天気の崩れはなく、登山日和が続くでしょう。
今人気の山ランキング

【東日本(日本海側)】日曜日が1番の登山日和

北アの人気ランキングと山頂の天気
■22日(土)
冬型は緩み、次第に高気圧に覆われます。北陸東部では季節風の影響で新潟中越を中心に曇りまたは霧となり、雪や雨の残る山もありそうです。

ただ、昼過ぎ以降は次第に晴れてくるでしょう。北陸西部でも、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや霧の山域が多い予想です。

なお、湿った空気の高さは概ね2000~2500m程度までのため、北アルプスの稜線では概ね晴れるでしょう。前日から朝までの雪の量は北アルプスや越後山脈の多い所で20cm前後の見込みです。

■23日(日)
高気圧に覆われます。上空の風向きが南寄りのため、全般に晴れる山域が多くなる見込みです。薄雲が広がる時間帯もありますが、大きな天気の崩れはありません。紫外線対策を万全に。

■24日(月)
引き続き高気圧圏内となります。このため、晴れる山域が多いでしょう。ただ、前日と比べると日本海の局地的な前線の影響を受け、雲が広がりやすくなる見込みです。

特に午後は前線が南下傾向となるため、早めの下山がおすすめです。
※雪のある山がほとんどです。雪山の装備が必要となります。
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【西日本】連休中日が狙い目

近畿の人気ランキングと山頂の天気
■22日(土)
高気圧に覆われるため、太平洋側を中心に晴れる山域が多くなる見込みです。

山陰から近畿北部では、晴れ間はあるものの、日本海からの湿った空気の影響を受けて曇りや霧となる所があります。

■23日(日)
引き続き、高気圧に覆われて全般に晴れる見込みです。中国地方から近畿地方では上層雲が広がりやすいものの、大きな天気の崩れはないでしょう。

■24日(月)
気圧の谷や湿った空気の影響を受けます。西から天気は下り坂で、日中は九州や中国、四国地方で雨の降り出す所があります。早めの下山がおすすめです。

近畿地方では、日中いっぱいは登山日和が継続しそうです。
※日本海側の山域では積雪や凍結の可能性があり、チェーンスパイクや軽アイゼン等の滑り止めを持っていくことを推奨します。
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山での天気急変のサイン

山の天気は変わりやすく晴れている日も安心できません。登山中に次のような変化を感じたら、速やかに下山や待避の用意をしてください。

・急に涼しい風が吹き始める
・雷鳴が聞こえ始める
・モクモクとした黒い雲が近づいてくる
・沢の水かさが急に増えたり濁ってくる

落雷や急な増水で命の危険と直面することもあるため、これらを頭に入れておくことは必須です。

登山に行く際に

<情報の確認>
山へ行く前日までだけでなく、当日の朝にも必ず最新の天気予報を確認するようにしてください。その際、「大気の状態が不安定」、「山沿いを中心に天気急変に注意」などが聞かれたら、中止・延期をする判断も必要です。

<出発時間>
雷は午後に多くなるため、なるべく朝早くに出発し、山頂へは昼前までに到着できるように計画して出発するのが基本です。

<雷への対処>
避難する場所が少ない山では、両足を揃えて膝を折り、上半身は前かがみで耳を塞ぐという姿勢で雷雨の通過を待つのが正しい対処法となります。木の根元で雨宿りをするのは危険です。

<雨・寒さ対策>
急な雨に見舞われ、衣服が濡れてしまうと、体感温度が一気に下がり低体温症になる危険性があります。レインコートなどの雨具やエマージェンシーシートを持参し、濡れても乾きやすい服を着ていくようにしてください。

登山を楽しむためには、山の気象リスクを把握することも大切ですが、自分の体力・技術などに見合った山を選び、しっかりと登山計画を立てるのが重要です。

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天気のプロが届ける山岳予報〜その想いとは〜
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
香川県小豆郡小豆島町寒霞渓(山頂付近)の空さん
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