ベトナムは先週から大雨が続く　地滑りなどの災害が相次ぐ

ベトナムでは先週14日(金)頃から北東の湿った風の吹きやすい状況が続いています。南シナ海を吹く北東の風は水蒸気を次々に送り込み、ベトナムの中部や南部を中心に雨雲を発達させました。

中南部に位置するクイニョンでは18日(火)に418mｍの雨を観測、17日(月)〜19日(水)の3日間の合計では707mｍに達しました。11月1か月の平年の雨量が532.6mmですので、わずか3日でひと月分を大きく上回る雨が降ったことになります。

また、19日(水)夜から20日(木)の朝にかけては南部の多い所で200mmを超える雨が降りました。

継続する大雨によって各地で地滑りや洪水が発生し、大きな被害に見舞われています。雨の強まりやすい状態は22日(土)頃まで続く見通しで、現地の気象当局は引き続き警戒するよう呼びかけています。
ウェザーニュース 世界天気サイト

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出典・参考
写真：AFP=時事