“そば文化”と“うどん文化”の境目は「気候の境目」だった?
そば文化とうどん文化を分けた背景は気候?
アンケートでは沖縄、鹿児島、群馬などの例外を除けば、基本的に東はそば、西はうどんと大きく好みが分かれました。
「そば文化とうどん文化を分けた境目、分かれた理由は、『気候風土』にあったといえます」と話す北野さんは次のように続けます。
「そばは古くから救荒作物として栽培され、寒冷な気候や痩(や)せた土地に強いので、東日本にそばを嗜好(しこう)する地域が多く、うどん(小麦)は温暖な気候で育つので、西日本にうどんを嗜好する地域が多いといえます。
「そば文化とうどん文化を分けた境目、分かれた理由は、『気候風土』にあったといえます」と話す北野さんは次のように続けます。
「そばは古くから救荒作物として栽培され、寒冷な気候や痩(や)せた土地に強いので、東日本にそばを嗜好(しこう)する地域が多く、うどん(小麦)は温暖な気候で育つので、西日本にうどんを嗜好する地域が多いといえます。
気候風土に合わせてそれぞれの土地でとれた素材を、最も理にかなった方法で調理加工する知恵である『土産土法』により、うどんとそばを好む地域が生まれたのでしょう。
土産土法の知恵は、“その土地のものを食べ、生活するのがよい”という意味の『身土不二(しんどふじ=身と土、二つにあらず)』という思想に通じています。“人間の身体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にある”という考え方です」(北野さん)
土産土法の知恵は、“その土地のものを食べ、生活するのがよい”という意味の『身土不二(しんどふじ=身と土、二つにあらず)』という思想に通じています。“人間の身体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にある”という考え方です」(北野さん)
小麦とそばの生産量が多い地域はどこですか。
「小麦、そばともに北海道がけた違いに多い生産地です。最近の生産量でみると、小麦は福岡、佐賀が、そばは茨城、長野が北海道に続いて上位に入ります。
一方、生めん類の生産量(2009年度)では、うどん(生めん+ゆでめん)は香川、埼玉、群馬の順。そば(同)は埼玉、静岡、東京と、小麦・そばの生産地とは必ずしも一致していません。
なお、『うちなあすば』とも呼ばれる沖縄そばはソバ粉ではなく、うどんと同じく小麦粉で作られています。南の沖縄で例外的にそばが好まれるというアンケート結果は、そのためではないでしょうか」(北野さん)
「小麦、そばともに北海道がけた違いに多い生産地です。最近の生産量でみると、小麦は福岡、佐賀が、そばは茨城、長野が北海道に続いて上位に入ります。
一方、生めん類の生産量(2009年度)では、うどん(生めん+ゆでめん)は香川、埼玉、群馬の順。そば(同)は埼玉、静岡、東京と、小麦・そばの生産地とは必ずしも一致していません。
なお、『うちなあすば』とも呼ばれる沖縄そばはソバ粉ではなく、うどんと同じく小麦粉で作られています。南の沖縄で例外的にそばが好まれるというアンケート結果は、そのためではないでしょうか」(北野さん)
うどん文化とそば文化の境目は?
うどん文化とそば文化の境目はどのあたりになりますか。
「上記のアンケート結果のように、大まかな境目は、北から新潟県、長野県、静岡県あたりまでがそば勢力圏ではないでしょうか。愛知県の名古屋地方には、きしめんや味噌(みそ)煮込みうどんなどの郷土料理があり、うどんの勢力が強いと思われます。
ただし、東日本でも“名物うどん”が存在する県ではうどんの勢力が増し、同様に西日本でも“名物そば”がある県ではそばの勢力が増すといえます。これはアンケート結果に通じるものがありますね。
「上記のアンケート結果のように、大まかな境目は、北から新潟県、長野県、静岡県あたりまでがそば勢力圏ではないでしょうか。愛知県の名古屋地方には、きしめんや味噌(みそ)煮込みうどんなどの郷土料理があり、うどんの勢力が強いと思われます。
ただし、東日本でも“名物うどん”が存在する県ではうどんの勢力が増し、同様に西日本でも“名物そば”がある県ではそばの勢力が増すといえます。これはアンケート結果に通じるものがありますね。
例えば名物うどんとしては、稲庭(秋田)、水沢・館林(群馬)、氷見(富山)、伊勢(三重)、さぬき(香川)、博多(福岡)などが挙げられます。大阪はうどんすき、小田巻き蒸し、きつね、おじやうどんと種類が豊富です。
また、埼玉では、昔から日常生活や冠婚葬祭など行事の折にうどんが食べられ、小麦の生産量も多い所なのです。
また、埼玉では、昔から日常生活や冠婚葬祭など行事の折にうどんが食べられ、小麦の生産量も多い所なのです。
一方の名物そばには、白河(福島)、深大寺(東京)、片木(へぎ/新潟)、越前(福井)、坂本(滋賀)、出石(兵庫)、祖谷(徳島)、出雲(島根)、薩摩(鹿児島)などが挙げられます。北海道と京都にはにしんそば、岩手は有名なわんこの他にも、はらこ、ひっこ、まつも、という珍しいそばがあります」(北野さん)
かつては「地域限定」だった珍しい名物うどん・そばも、手軽に「お取り寄せ」が可能になってきています。好みのうどん・そばをきりっと冷やして、猛暑の時季を乗り切りましょう。
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参考資料
『たべもの起源事典』(岡田哲編/東京堂出版)、『日本の味 探求事典』(同)
かつては「地域限定」だった珍しい名物うどん・そばも、手軽に「お取り寄せ」が可能になってきています。好みのうどん・そばをきりっと冷やして、猛暑の時季を乗り切りましょう。
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