ヨーロッパ　南は熱波で40℃超　北は嵐で30m/s超の暴風のおそれ

南欧のスペインやポルトガルはまた熱波に見舞われそうです。北アフリカ付近の高気圧が勢力を強め北へと張り出します。上空1500m付近には＋21〜24℃の非常に暖かな空気が流れ込む見込みです。

スペインのセビリヤやコルドバ、ポルトガルのエボラといった内陸部を中心に40℃を超える暑さが予想され、局地的には45℃前後に達する可能性があります。気象当局は高温に関する警報を発表し、暑さへの備えを呼びかけています。
ウェザーニュース 世界天気サイト

一方で、イギリスは大西洋から進んできた、ストームFloris（フロリス）と名付けられた低気圧が発達しながら通過するため、嵐となる見通しです。等圧線の間隔が非常に混み合い、寒冷前線の通過後はイギリスのスコットランドやアイルランドを中心に西寄りの風が吹き荒れます。

沿岸部では瞬間的に30m/sを超える暴風が予想され、少なくとも5日(火)までは続くとみられることから、気象当局が飛来物による被害や、交通機関などインフラへの影響に注意するよう、呼びかけを行っています。

こうした低気圧の発達は北極エリアでの寒気が強まりが影響しており、夏も後半に入ってきたことを示しているとみられます。
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