2025年のあじさい
暑さが見頃・開花時期に影響か

今年のあじさいの綺麗さがどうだったかを聞きました。

全体で最も多い回答は「いつもと同じ」が71ポイントで、エリア毎の回答率を見ると約6～7割を占めました。

全体で2番目に多かった回答は「綺麗ではなかった」で15ポイントでした。特に甲信エリア(21ポイント)の割合が他よりも高い結果となりました。西日本や東日本では晴れて、厳しい暑さが続いた影響を受けたと考えられます。

※「わからない」の回答が多かった北海道や沖縄について。北海道は調査期間中にちょうど見頃、沖縄は見頃がとっくに過ぎていたため「わからない」の回答が多くなったと考えられます。

今年の見頃の期間の長さについて聞きました。

全体で最も多かったのは「例年通り」の回答で、約5割の結果となりました。

次いで「短かった」が27ポイントで、その要因として西日本や東日本では晴れて厳しい暑さが続いた影響と見ています。

特に日当たりの良い場所に咲いていたあじさいほど見頃が短い傾向で、「見頃を迎えて、すぐに色褪せてしまった」という報告も届いていました。

今年の見頃の早さについて聞きました。

全体の回答では「例年通り」が52ポイントで最も多い結果となりました。

一方で「早かった」の回答が全体の22ポイントで、エリア毎に見ると関東〜九州エリア(18〜26ポイント)の割合が高めとなりました。

今年の真花(しんか)の開花のタイミングについて聞きました。

こちらも全体の回答では、「平年通り」が多数で55ポイントとなりました。

西日本や東日本では「早かった」の割合が高く、特に関東は19ポイントと他より多い結果でした。

一方で「遅かった」の回答も一定数あり、九州では「早かった」と拮抗しています。甲信エリアに関しては「遅かった」の回答が最も多く、24ポイントとなりました。

今年気象庁から発表されたあじさいの開花日は、地域によって非常に早い所もあれば遅い所もありました。

平年と比較して最も早かったのは網走で、平年より20日も早い(7月17日)開花となりました。反対に最も遅かったのは名瀬で、平年よりも9日遅い(6月10日)観測でした。
あじさいの真花の開花予想・開花日あじさいの真花の開花予想・開花日

【開花日】エリア毎の平年との比較

【北日本】非常に早い〜早い
【関東】早い〜やや遅い
【北陸】早い〜平年
【甲信】非常に早い〜やや早い
【東海】やや早い〜やや遅い
【近畿】非常に早い〜遅い
【中国】平年〜やや早い
【四国】非常に早い〜平年
【九州】非常に遅い〜平年

北日本では気温が高い日が多く、北海道を中心に非常に早く開花しました。東北も早く開花するところが多くなり、見頃の時期や期間は例年通りとなりました。

東日本や西日本では、気温が高い日が多かったものの、昨年秋の記録的な高温の影響を受けて開花が平年より遅くなったところがありました。あじさいの開花はその年の気温だけではなく、前年秋の気温が花芽の生長に影響を及ぼすとされています。

また、6月の気温が高く晴れた日が多かったため、見頃の時期が短く日当たりの良い場所では、「色褪せや装飾花が少なかった」や「綺麗になる前に早々と茶色くなっていた」などの報告が届いていました。

ウェザーニュースでは、開花や見頃において気温や日照時間が重要と見ています。今後も開花予想の精度向上のため検証を行っています。

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色付き・開花の調査概要

質問：今年のあじさい綺麗だった？
調査日：2025年7月14日 6時〜21時
回答者数：7,917人
選択肢：いつもより綺麗だった、いつもと同じ、綺麗ではなかった、わからない

質問：あじさいの見頃期間の長さは？
調査日：2025年7月15日 6時〜21時
回答者数：6,180人
選択肢：長かった、短かった、例年通り、わからない

質問：あじさいの見頃は早かった？
調査日：2025年7月16日 6時〜21時
回答者数：6,888人
選択肢：早かった、遅かった、例年通り、わからない

質問：あじさいの開花は早かった？
調査日：2025年7月17日 6時〜21時
回答者数：6,306人
選択肢：早かった、遅かった、例年通り、わからない

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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
グリーンさん