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2014年08月30日
■広島市からのリポート現在でも復旧・捜索活動が行われている広島市。先日の土砂災害で斜面が崩れやすい状況となっており、引き続き警戒が必要です。
←30日のリポート
2014-08-30
広島市安佐南区
ひでたろ☆さん
『久しぶりの青空!
今月は晴れの日があったかなぁ?』
▼現地の様子
←ウェザーニューズ社員が撮影
※写真はすべて規制線の外側からの撮影です
■最新の天気見解
<今日の注意ポイント>
■水を含むと土砂が滑りやすくなる
■土砂が乾くと砂ぼこりが舞いやすい
<30(土)・31(日)>
前線は南に遠ざかり午後も日差しが届きます。ただ、寒気の影響で変わりやすい天気となり、山で発生した雨雲が流れ込んでニワカ雨の可能性があります。雨は降っても強まることはありません。
先日の土砂災害で斜面が崩れやすい状況となっています。二次災害や新たな土砂災害が発生する恐れがある場所には、絶対に近づかないようにしてください。
また、道路に土砂が流れこんでいる場所では、車やバイク、自転車など非常にスリップしやすくなっています。慎重に運転するようにしてください。
雨が止むと土砂が乾いて砂埃が舞いやすくなるため、晴れている際はマスクなどで防塵対策を。
<週間>
9月1日(月)までは、寒気の影響でニワカ雨に注意が必要です。
2日(火)・3日(水)は晴れて外での作業はしやすい天気になるものの、4日(木)からは、東進する低気圧や前線の影響で再び天気が下り坂。5日(金)は時々ザッと雨が強く降る可能性があるた め注意が必要です。二次災害発生の警戒が必要となりそうです。
■集中的な豪雨なぜ?
広島の豪雨は”バックビルディング型”と呼ばれるパターンで起きています。
豊後水道から吹き込む湿った風が伊予灘から周防灘あたりで集まり雨雲が発達。その雨雲が上空の南西の風に流されて次々に広島市内に流れ込んできました。このため、激しい雨が数時間以上に渡って降り続き、記録的な降水量となっています。
■引き続き土砂災害に警戒を
これまでの雨で地盤は非常に緩んでいます。しばらくは土砂災害に対して警戒が必要です。土砂災害の前兆を見たり、小規模でも崩れた箇所を見つけたら、周りの人に連絡し、安全な場所に避難しましょう。
土砂崩れの前兆
■がけに割れ目
■がけから水が出る
■がけからパラパラ小石が落ちる
■沢や井戸の水が濁る
■山鳴りがする
■異様な匂いがする
■川に流木が混ざる
■雨の日に川の水位が急に下がる
対応策
昼間に、上記のような現象にあったら、明るいうちに、すぐにその場を離れ、親戚や知人の家に避難しましょう。
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