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2014年08月25日
■広島市内の様子(ライブカメラ)■今日の広島市のリポート
現在でも復旧・捜索活動が行われている広島市。段々と降り出す強い雨に警戒が必要です。
「辺りが薄暗くなり 雨が降り始めました… 大雨にならないといいけど。」
▼リポート
広島市安佐南区
■最新の天気見解
<25日の注意ポイント>
■少しの雨でも土砂災害拡大の恐れ
■水を含んだ土砂は滑りやすい
■土砂が乾くと砂ぼこりが舞いやすい
<今日~明日>
夕方に雨が落ち着いても、油断は禁物。26日(火)未明はザッと雨が強まるタイミングがあります(10分で5ミリ)。継続時間は20分程度ですが、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。
その後は、上空の空気が乾燥・西風となるため、降水の可能性は低い予想です。
先日の土砂災害で斜面が崩れやすい状況となっています。少しの雨でも、二次災害や新たな土砂災害が発生する恐れがあるため、危険な場所には絶対に近づかないようにしてください。
また、道路に土砂が流れこんでいる場所では、車やバイク、自転車など非常にスリップしやすくなっています。慎重に運転するようにしてください。
<週間>
週半ばは前線が南下して一旦雨の心配は少なくなります。蒸し暑さも和らぎ、復旧活動や片付けにも問題ない空ですが、雨が止むと土砂が乾いて砂埃が舞いやすくなります。マスクなどで防塵対策を。
29日(金)・30日(土)は、再び前線が北上して影響を受けるため、雨が降りやすい空となります。
■集中的な豪雨なぜ?
広島の豪雨は”バックビルディング型”と呼ばれるパターンで起きています。
豊後水道から吹き込む湿った風が伊予灘から周防灘あたりで集まり雨雲が発達。その雨雲が上空の南西の風に流されて次々に広島市内に流れ込んできました。このため、激しい雨が数時間以上に渡って降り続き、記録的な降水量となっています。
■引き続き土砂災害に警戒を
これまでの雨で地盤は非常に緩んでいます。しばらくは土砂災害に対して警戒が必要です。土砂災害の前兆を見たり、小規模でも崩れた箇所を見つけたら、周りの人に連絡し、安全な場所に避難しましょう。
土砂崩れの前兆
■がけに割れ目
■がけから水が出る
■がけからパラパラ小石が落ちる
■沢や井戸の水が濁る
■山鳴りがする
■異様な匂いがする
■川に流木が混ざる
■雨の日に川の水位が急に下がる
対応策
昼間に、上記のような現象にあったら、明るいうちに、すぐにその場を離れ、親戚や知人の家に避難しましょう。
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