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2011年03月25日
夜遅くから強い雪に警戒「着の身着のまま逃げて助かった人々は住む家はもちろん、着る物も無い状況ですので、大変助かっています。
県内でまだ水が出ない人々のために、1日でも早く復旧するよう頑張ります!」
(宮城県名取市市役所より 3/25)【被災地の天気】
◎夜遅くから強い雪に警戒
25日(金)の夜はだんだん雪になり、夜遅く~26日(土)の朝は強い雪に。内陸をはじめ、青森~岩手北部の太平洋沿岸でも大雪になる恐れがあります。車は冬タイヤが必須。凸凹の路面に雪が積もって見えづらくなるので、歩く時も足元に十分な注意が必要です。
また、26日(土)は岩手~福島の沿岸で風が強まります。埃の舞い上がりやビニールシートが飛ばされないようご注意を。また、瓦などの飛来物や、倒れかけの建物、木などには十分ご注意下さい。
▼被災地周辺の「ソラヨミ」
雪の峠を越えた後も、西または北の景色が見えなくなってきたら、再び雪が降るサインです。
◎[満潮時]浸水や冠水に注意
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがっています。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。
このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が特に高くなる大潮の時期は、一層の注意が必要です。
▼大潮の時期
3/18~26、4/1~11、4/16~24
◎電気が使用できない場合の寒さ対策
-毛布の中に新聞紙を丸めて入れると、断熱効果が上がり、保温しやすくなります。
-首・手首・足首をなるべく温めるようにしてください。
-お湯がある場合、ペットボトルにお湯を入れ、タオルで巻いて湯たんぽがわりに。
●各地の雪の時間や気温は、【ピンポイント天気】でご確認いただけます。
【今一番ほしいものは?】
「給油を求めて走行するだけでガソリンがなくなり、ご覧の様に、現在は赤ランプ3日目でガス欠ギリギリです。」
(福島県須賀川市より 3/25)●電気・ガス・水道 ●安否情報 ●ガソリン・灯油 ●元気・笑顔
東北エリアのほとんどの地域でガソリン・灯油を求める声が多くなっています。沿岸部ほど電気・ガス・水道などライフラインがストップしている所もあります。
関東では、“元気・笑顔”が多数を占めている一方で、北部を中心にガソリン・灯油不足の声も。
【余震や津波への注意点】
■現地で復旧作業にあたる方へ
地震や津波の後片付けで、家に戻られる方も多いと思います。頭を守るヘルメットを被ったり、万が一の時のために、非常食を持って出かけるなどの備えがあるとよさそうです。
■地震の規模を表すマグニチュード6以上の地震は、日がたつにつれて、落ち着きつつありますが、それでも余震はコンスタントに起きています。余震は増減を繰り返しながら徐々におさまっていくため、一旦落ち着いても油断は禁物です。
■余震が発生するエリアは、北は岩手~南は千葉と、南北500キロのエリア。これまで日本の近海で起きた巨大地震では、せいぜい100キロ程度に留まっていました。それと比較すると非常に範囲が広く、このエリア内のどこで余震が起きてもおかしくない状態です。■大きな揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波への注意も必要です。すぐに高台へ。
■内陸を震源とする余震増加
このところ、内陸を震源とする余震が増えていて、今までの揺れ方と違うという声が届いています。YureStation(さいたま市)で地震による揺れ方の違いを見てみると…
←これは、11日の東日本大震災時の揺れ方。さいたま市は震源から少し離れていました。揺れ方を見ると、横揺れが段々大きくなっているのが分かります。←一方、こちらは24日9時前の茨城県南部を震源とする地震の揺れ方。震源が近い地震でしたが、縦揺れ、横揺れともに、急に大きくなっているのが分かります。マグニチュードは大きくなくても、震源が陸地だったり、陸地に近い所だと、震度が大きくなります。余震は狭い範囲でたて続けに起きる傾向があるので、引き続き注意が必要です。
■なお、現在、最大震度が震度1~2の地震(震源が東北の海の場合)は、非常に数が多いため気象庁が地震情報を発表しない場合があります。
【福島原発周辺の風向き】
25日(金)の夜は西~北西の風になります。26日(土)は北西の風から西の風へとだんだん風向きが変わっていきます。
1時間ごとの風向きは↓
【ピンポイント天気】でご確認いただけます。
◆計画停電に関して
▽計画停電:詳細なリスト(PDFファイル)
東京都/群馬県/栃木県/茨城県/埼玉県/千葉県/神奈川県/静岡県/山梨県
※茨城県は対象エリアになっていません。
▽グループごとの停電時間
東京電力HPへ