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2011年03月22日

水曜の朝は冷え込み注意

東北南部の雨はだんだん止んできたものの、日が暮れてグッと冷込んできます。
◆現地からのリポート
「物資を届けるため、避難所へ行ってきました。食料や水、毛布などは足りてきているようですが、生活用品(歯ブラシ、髭剃り、ティッシュ、女性用生理用品等)がまだまだ足りないように感じました。被災現場にも足を踏入れましたが、見る影もありませんでした。少しでも多くの資材を提供して早く元の町に戻って欲しく思います。」
仙台市宮城野区(3/22)

「寒さがヒタヒタと迫って来ます。気をゆるすと風邪をひきそうなので、注意をしたいと思います」
仙台市泉区(3/22)


◆被災地の天気 -まだまだ寒さ対策を-

◎朝晩の冷え込み注意
水曜の朝はグッと冷え込み、北部では氷点下の寒さになります。引き続き、しっかり寒さ対策を。
昼間は晴れて、背中にジンワリ日差しの温もりを感じられそうです。
ただ、岩手など北部では午後になると雪の可能性があるので、日が陰ってきたら上着を羽織るなど、防寒対策をして下さい。
▼被災地周辺の「ソラヨミ」
雲の底が低くなってきたり、グレーになってきたら、にわか雨やにわか雪のサインです。空の変化にもご注目ください。

◎[大潮]浸水や冠水に注意
現在、大潮の時期であり、海の近くでは浸水や冠水に注意が必要です。
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがっています。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。
このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が特に高くなる大潮の時期には、一層の注意が必要です。
▼大潮の時期
3/18~26、4/1~11、4/16~24

◎路面凍結に注意
北部や内陸ほど、朝の冷え込みで路面凍結の可能性があります。現地の方だけでなく、支援などで行かれる方は、ノーマルタイヤではスリップの恐れがあります。万全の準備をお願いします。

◎雪崩に注意
余震や気温上昇に加えて雨。融雪・凍結・積雪の繰り返しで、山では雪崩が発生しやすい状態となっています。

◎電気が使用できない場合の寒さ対策
-毛布の中に新聞紙を丸めて入れると、断熱効果が上がり、保温しやすくなります
-首・手首・足首をなるべく温めるようにしてください。
-お湯がある場合:ペットボトルにお湯を入れ、タオルで巻いて湯たんぽがわりに

各地の雪の時間や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。


◆今一番ほしいものは?
電気・ガス・水道 安否情報 ガソリン・灯油 元気・笑顔

青森を除く東北エリアのほとんどの地域でガソリンを求める声が多くなっています。


関東では、“元気・笑顔”が多数を占めている一方で、ガソリン不足の声も。


◆地震・津波 今後の注意点

地震の規模を表すマグニチュードM6以上の地震は、日がたつにつれて、落ち着きつつありますが、それでも余震はコンスタントに起きています。余震は増減を繰り返しながら徐々におさまっていくため、一旦落ち着いても油断は禁物です。

余震が発生するエリアは、北は岩手~南は千葉と、南北500キロのエリア。これまで日本の近海で起きた巨大地震では、せいぜい100キロ程度に留まっていました。それと比較すると非常に範囲が広く、このエリア内のどこで余震が起きてもおかしくない状態です。

小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波への注意も必要です。

なお、現在、最大震度が震度1~2の地震(震源が東北の海の場合)は、非常に数が多いため気象庁が地震情報を発表しない場合があります。


◆福島原発周辺の風向き
22(火)の夜は、海へと向かう西よりの風の予想です。







23(水)の昼間になると、やや風が強まり、沿岸部では北から南に向かう風の予想です。


1時間ごとの風向きは↓
ピンポイント天気でご確認いただけます。


◆計画停電に関して
▽計画停電:詳細なリスト(PDFファイル)
東京都群馬県栃木県茨城県埼玉県千葉県神奈川県静岡県山梨県
▽グループごとの停電時間
東京電力HPへ